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2011年4月28日(木) スパロボ「第2次Z破界篇 初週28万本」他 木曜日はファミ通の発売日ということで、同誌ソースの発売初周売上が発表されました(他所では既に出ていたところもあるようですが)。 ◆第2次Z破界篇 初週は28万本 ファミ通/4/11~4/17 TOP30:http //www.famitsu.com/news/201104/28043096.html ということで、初週は28万896本。事前に出ていた「2位以下を大きく引き離し」の表現、実際はどの程度の水準なのかと思っていましたが、およそ30万本弱ですか。ゲーム業界の環境も2008年当時とはだいぶ違いますし、前作・Zの50万本水準は厳しかったですかね…。それでもまぁ、まずまず順調な数字と言えましょう。 そして速報ベースですが、翌週も3位に付けている模様。さすがにモンハンのようには行きませんが、それでも比較的勢いを維持しているのはうれしい限り。 ファミ通/4/18~4/24速報:http //www.famitsu.com/news/201104/27043095.html 3位ということは5万本くらいでしょうか。そしてその後長期的にじわじわ2~3万本売れるとして、都合35~36万本での着地ということになりそうです。
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人の意思 ◆Qi1eK.TiFc 朝日が昇り、煌きめく光が周囲に広がる。 南部に設置された市街地全域に朝日が差し込む。 その光は市街地内の高層ビルに備えられた窓ガラスにも降り注ぐ。 枚数は数えられないほどに多いが、厚みは薄くあまり目立たない。 しかし、日光の反射により、自分の存在をこれでもかといわんばかりにその存在を周囲にアピールする。 そう。まるで、盛んに動き回っている彼らのように。 大地を蹴り飛ばし、宙を舞い、爆音を響かせながら一つのステージで踊り狂う彼らを鑑賞するように。 窓ガラスは彼らを、二体の機械仕掛けの人形が織り成す舞台を眺めていた。 「ガンダムF91か……俺向きの機体だな」 白と青で彩られ、四本の黄色いアンテナを備えた複眼のモビルスーツ。 ガンダムF91のコクピット内のシートでアムロ・レイが呟く。 進化した人間、新人類ともいうべきニュータイプであるアムロ。 そんなアムロにニュータイプ専用機として開発されたF91が馴染むのは当然といえるかもしれない。 先程、脳に流れ込んできた操縦方法は既に粗方把握済み。 更にその知識に己の天才的な操縦技術を加え、アムロはF91を存分に操る。 背部のバーニアを吹かし、高層ビルの間をF91は器用にすり抜けていく。 無駄のない、洗練された動きでF91を飛ばすアムロ。 だが、F91の動きとは裏腹にアムロの表情に余裕はあまり見られない。 地球連邦軍に所属するエース部隊。 ロンド・ベルのモビルスーツ部隊隊長である、アムロから彼の余裕を奪う存在が居たから。 ガンダムF91が飛び去った後、数秒の間を置き、追いかけるように音が響く。 「おいおい、つれねぇなぁ。 いつまで逃げるんだよ、あんた」 地が砕ける大きな音が響いたと思うと、黒い影が宙に飛ぶ。 それはモビルスーツとは違い、パイロットの動きをダイレクトに伝達するモビルファイター。 悪魔を思わせるような鋭角的な頭部、緑の複眼を持つ黒い形状を持つ機体。 マスターガンダムが前方を飛ぶガンダムF91を追うように飛び跳ねた。 操縦者は秘密組織アマルガムに所属する男、ガウルン。 マスターガンダムのコクピットではガウルンがそれと同じように身体を動かし、声を上げる。 気品といった様子は一切なく、下品じみた笑いさえも含むガウルンの声。 優雅に飛行するガンダムF-91とは違い、野獣のように地を駆けるマスターガンダムはガウルンの気性を良く表しているようだ。 (あーあ……焦らしてくれるねぇ。まぁ理由はわかるがな……) 今まで自分の攻撃からチョロチョロと避わし、碌に戦おうとしなかったアムロにガウルンは苛立つ。 そう。アムロは、今は兎に角距離を離す事に専念していたから。 その理由は勿論、先程分かれたガロードをガウルンが追撃しないようにするため。 ガウルンもその事に感づき、アムロの甘さに対し内心毒づいていた。 あまりにも甘い。一人しか生き残れない素晴らしいデスゲームで何故、他人の命を考える必要があるのか。 まるで人道上の理由とかつまらない事を上げ、温い手しか打ってこなかったミスリルのように。 数回の跳躍を経て、マスターガンダムはコンクリート舗装された市街地の道路を踏みしめ、疾走する。 そして右腕を構え、普段使い慣れたライフルや刃物ではなく、己の腕を向けて対象を絞った。 「さぁて……これはどうだ?」 低く、それでいて可笑しそうに唸るガウルン。 数秒の間を置き、右腕を大きく前方へ突き出す事でディスタントクラッシャーを放つ。 緑色のワイヤー状の物体に引かれながら、マスターガンダムの右肘から右腕が空を切ってF91へ迫る。 F91は低空飛行を切り替え、瞬時に大きく上昇し回避。 ディスタントクラッシャーは虚しく地に着き刺さり、F91はそれを嘲笑うかのように飛び続ける。 だが、ガウルンは気にする事なく、直ぐに右腕を引き戻し、再び右足を踏み込む。 マスターガンダムは多少大袈裟に腰を落とし、前方へ飛び込み、F91との距離を詰めた。 そのマスターガンダムの動きにはF91と同じく、無駄はない。 「隠すなよ、どうせあんたが強ぇコトは俺にはわかってる。 その動きを見ればなぁ!」 その理由はアムロが一流のモビルスーツ乗りなら、ガウルンは一流のテロリスト。 もとい、一流のAS乗りであるから。 モビルファイターであるマスターガンダムを天性の勘で文字通り、自分の手足として動かす。 やがてF91はビルの密集地帯を抜け、それにマスターガンダムも追従するように跳び抜けた。 「黒いガンダムのパイロット! こちらは、アムロ・レイだ。 貴様の名前と目的を言え!」 「へっ! ようやく名乗ってくれたか、アムロさんよぉ。 嬉しいぜぇ……俺はガウルンとでも呼んでくれや」 既にガウルンに休戦の意思はないと悟ったアムロは、オープンチャンネルを開き、ガウルンがそれに応える。 一瞬の内に交わされる言葉で互いの名前を交換。 続けて、今まで背部を向け続けていたガンダムF91は一瞬の内に反転。 そのまま低空飛行を行いながら、右腕で握ったビームライフルを構える。 対象は、自機の僅か後方でコンクリートの大地を、砂利道を蹴飛ばすかのように、追ってくるマスターガンダム。 右のマニュピレーターを操作し、アムロはビームライフルの引き金を引き絞る。 瞬く間に、ビーム音が周囲につんざく様に響く。 昇り始めた太陽の光とは比べ物にならない光が生じ、緑の光弾がマスターガンダムへ向かう。 自分を楽しませてくれそうな人間、アムロの名前を知り思わずガウルンの心に喜びが広がる。 そして光弾に慌てる様子もなく腰を落としたと思いきや、突如マスターガンダムの姿は消えた。 そう。ガウルンは地を蹴り飛ばし、マスターガンダムを跳躍させ、ガンダムF91の上方へ浮かせていた。 右足を向け、ガンダムF91を踏み砕くといわんばかりにそのままの勢いで降下していく。 「やってくれる!」 予想以上に速いガウルンの反応速度に、アムロは自然と苦虫を噛み潰したような表情を見せる。 だが、いつまでもそうしていられるはずもない。 更に大地へ背部を向けたまま、バーニアを吹かせながらアムロはもう一発ビームライフルを撃つ。 マスターガンダムに対し、昇る様に撃ち出された光弾。 光弾は除々に加速し、その速度は速い。 空中戦闘に向いているとはいえないマスターガンダムに、それを避けるのは難しいと思えた。 「やるねぇ、アムロさん。 そうそう、俺の目的はなぁ――――」 だが、マスターガンダムはASでなければ、モビルスーツでもなく、モビルファイターである。 幾らASの操縦性や追従性に優れているといえどもモビルファイターには叶わない。 よってマスターガンダムは、ASよりも更に高い精度でガウルンの動きをトレースするのは容易い。 ガウルンは極上の料理を楽しむかのように表情を歪ませ、半身を逸らした。 やり慣れたように光弾を避け切り、マスターガンダムが重力に引かれ、地に突き刺さるように落ち―― 「あんたと遊んで、ブチ殺すコトさッ!」 アムロが駆るガンダムF91に向けて、勢い良く右の踵を振り下ろした。 ビルの密集地帯であれば衝撃音により、窓ガラスが割れたと思えるほどの音が響く。 実際、そこら中に設置されていた信号機などが崩れ去り、衝撃の大きさを示す。 そして、何かが砕ける音も起こり、地に降り立ったマスターガンダムのボディにその破片が次々とぶつかった。 「……けっ、やっぱやるわ、あんた」 だが、ガウルンは満足のいく手ごたえを感じらない。 そう。市街地に伸びた道路のコンクリートの破片を振り払い、ガウルンは口を開く。 その表情には不思議と落胆のような感情は見られなかった。 それどころか寧ろ、ガウルンが不敵に浮かべる表情からは喜びさえもある。 頭を動かし、鋭く尖りきった視線でガウルンはある方向へ視線を向けた。 其処には未だ健在な機体の姿が一機。 「まぁ……ここで終わっちゃあ、たまらねぇからな」 マスターガンダムの踵落としから緊急回避を行い、更に距離を突き放した機体。 ビームライフルを油断なく構え、宙に浮遊するガンダムF91に向かって、ガウルンは言葉を突きつけた。 コクピット内で下品な笑みを潜ませながら。 (なんだ、このガンダムは……? 何故あれほどまでにも激しい動きで駆動系にガタが来ない? F-91やνガンダムとは設計思想が違うというのか……) 必要以上に燃料を使用する事はない。 そのため、地に降り立たせたガンダムF91の中でアムロは思考を走らせる。 地球連邦の新型ともいえず、どちらかというとギム・ギンガナムが乗っていたようなタイプに似ているマスターガンダム。 自分達が通過してきた地点はマスターガンダムの攻撃により見るも無残な惨状となっており、性能の恐ろしさが嫌でも印象付けられる。 更に、何度も大地を蹴り飛ばしたにも関わらずマスターガンダムの脚部に特に消耗は見られない。 また、爆発的な推進力を誇り、腕を飛ばしたりして、仕掛けてくるマスターガンダムの格闘戦。 サイズの大きさもあり、恐らく一度でも掴まれば終わりだろう。 接近を許すわけにいかず、許してしまえばどうなるか想像に容易い。 高機動戦闘を開発コンセプトに置かれたであろうF91では抵抗のやりようがないといえる。 (ならば、戦い方は決まったな……) だが、取り乱しもせずにアムロは冷静に状況を分析し、己の方針を決定づける。 マスターガンダムが接近に特化した機体であるのは最早間違いない。 先程の戦闘、そして武器らしい武器を持っていない事から容易に推測出来る。 ならば、此方も無理をしてまでも格闘戦に付き合ってやる事もないだろう。 距離を取り、ビームライフルを始めとした射撃兵器で畳み掛ける。 勿論、F91の利点でもある高機動を生かした攪乱も行う。 また、片腕を飛ばせるのであればもう片方の腕も飛ばせておかしくはない。 マスターガンダムの両腕に注意を留めながら、アムロは己の両腕に力を込めた。 「やってみせるさ」 ビームライフルは構えたままで、再びF91のバーニアを動かす。 直ぐにフワリと宙へ浮くF91。 数百メートル程離れた距離で此方を不敵に眺め、立ち続けるマスターガンダムにF91の右腕を翳す。 極、自然な動きでマスターガンダムはF91の動きに合わせるように、腰を落とし構えを取る。 更に右腕に今まで隠し持っていたヒートアックスを握り締め、いつでも飛び掛かる体勢を取った。 右腕と共にマスターガンダムへ向けられ、朝日の光によってビームライフルの銃身が黒く光る。 それはまるで獰猛な獣に対し、剣を構えた騎士のような神秘的な構図。 永遠とも一瞬とも形容し難い不気味な時が静かに両機の間を通り抜ける。 しかし、その光景は一瞬の内に崩れ去った。 「そろそろいかせてもらうぜ、アムロさんとやらよぉッ!」 「来い、ガウルン! お前に負けるつもりなどない!」 「言ってくれるじゃねぇか! 嫌いじゃないぜ、そういうのはなッ!」 「戯言をッ!」 マスターガンダムが黒い弾丸となって飛ぶ。只、勢いに任せて飛ぶ。その勢いは強い。 そして、カメラアイでマスターガンダムの動きを追い、F91がビームライフルの引き金を引く。 ビーム音と共に、一条の閃光が走る。 それがガンダム同士の闘いを再開させる合図となった。 ◇ ◆ ◇ ボディの彼方此方に備えられたバーニアを世話しなく吹かせる。 熱噴射による推進力を糧に、アムロを乗せたF91が市街地の間を駆け巡る。 F91には損傷らしき損傷は見られず、アムロの技量の高さを窺えた。 そう思えば、アムロは機体の向きを上方へ揺らす。 エメラルドグリーンの光を放つカメラアイと共に、向かれたのはビームライフルの銃身。 その先、数百メートル程にいる影は真っ黒な機体。 そう。それはいうまでもなくマスターガンダム。 ビートアックスを振り上げながら、F91へ肉薄するマスターガンダムにビームライフルが捉える。 「へっ、甘いな」 軽く一笑し、ガウルンはマスターガンダムと同様の動きを取り続ける。 卓越した戦闘技術を誇るアムロの操縦によって撃ち出されたビームの光。 無常にも一条の光は空を突きぬけ、肉眼では確認できなくなった。 身を器用に逸らしたため、マスターガンダムに碌な損傷はない。 そのままの勢いで、地に背部を向け、此方にビームライフルを向けるF91を再度視認する。 先程、豪勢な踵落としを放った時と状況がどことなく被った。 そして、マスターガンダムはヒートアックスを握りしめた右腕を振りかぶる。 「そらよ」 やがてマスターガンダムの右腕が振り下ろされる。 秒にも満たない感覚で、ヒートアックスがマスターガンダムの右のマニュピレーターを離れた。 そう。斬りつけるのではなく、投擲をガウルンは選択した。 どうせ、拳や蹴りといった打撃を狙っても当たる事は難しいだろう。 アムロの技量を先程拝見したガウルンは確実な手を取った。 一流のAS乗りとして傭兵の名を馳せた事は伊達ではない。 ヒュンヒュン。 何度も風を切る音を響かせ、ヒートアックスが回りながら突き進む。 「そんなもので!」 アムロは咄嗟にバーニアを切り替え、斜め上空へF91を飛ばす。 マスターガンダムの方ではなく、距離を取れる方向へ。 ビームライフルでの迎撃は出来なかった。 あまりにも距離が近く、おまけにヒートアックスの速度が速いためだ。 ビームシールドでの防御も考えたが、ヒートアックスの勢いを完全に殺せるかどうかは確かではない。 F91が存在していた場所にヒートアックスが突き刺さり、コンクリートに亀裂が刻み込まれる。 上空に飛ばしたF91の中でアムロは再び、ビームライフルの照準に目を凝らす。 無駄のない動きで且つ迅速に。 一瞬の時間を費やした後、アムロがもう一度ビームライフルの引き金に掛けたマニュピレーターを動かそうとする。 「なんだと!?」 しかし、アムロは引き金を引き絞る瞬間、前面モニターに広がるものを見て、驚きの声を上げる。 そこにはマスターガンダムの他に、もう一つ真っ黒な影があった。 「本命はこっちってやつさ!」 ヒートアックスの元へ落ち行くマスターガンダムの中でガウルンが笑う。 右腕が不自然に伸びきったマスターガンダムのカメラアイが鋭い光を灯す。 そう。ヒートアックスから逃れるであろうF91の行動を見透かして、既に打ち出していたディスタントクラッシャーを見つめながら。 ガウルンがアムロを興味と嬉しさを混じ合わせたような瞳で観察する。 アムロが自分の手にどんな持ち札で対抗するかを。胸が高鳴るような期待を寄せながら。 「チィッ!」 ビームライフルを撃ち、アムロは咄嗟にF91の重心を後方へ飛ばす。 急激な加速により、ハーネスによって固定されたアムロの身体が軋む。 迫り来るマスターガンダムの左腕は変則的な動きでジグザグに宙を進み、危なげな頃合でビームの一閃を逃れた。 尚をも突き進むマスターガンダムの左腕にアムロは舌打ちを行いながら、対抗手段を練る。 瞬時にF91の胸部からメガマシンキャノンが二箇所から吐き出された。 弾数は多い。速度も所要時間もビームライフルとは較べものにならない。 秒に数百は撃ち出されるであろう黄色の鉛球が横殴りの雨となり、マスターガンダムの左腕に降りかかる。 「グッ……ククク! それくらいじゃあなぁーッ!」 ガウルンが小さな曇り声を出す。 メガマシンキャノンの雨から完全に左腕を避ける事は出来ずに、被弾を受けていたためだ。 モビルファイターのモビルトーレスシステムはパイロットの動きを伝達する代わりに、機体が受けた損傷すらも伝えてしまう。 機体の右腕が切断されればパイロットの右腕が千切れ、まるでトマトを握り潰すように頭部を潰されれば、血と脳漿を撒き散らす結果となる。 メガマシンキャノンがマスターガンダムの左腕を何度も打ちつけ、ガウルンの左腕に痺れるような痛みを感じさせた。 しかし、ガウルンはメガマシンキャノンから逃れるために左腕を引き戻そうとはしない。 寧ろそれ以上に腕に勢いをつけて、ガウルンは執拗にF91を追い続ける。 依然続くメガキャノンの雨を強引に突き抜け、遂に左腕がF91の胸部を貫かんと迫った。 「させるか!」 しかし、アムロの表情に焦りの色はない。 アムロはバーニアの全出力をカットし、F91の上昇を停止。 ガクン。と、ほんの一瞬だけF91は糸が切れた操り人形のように、大地へ降下する。 周囲の景色が一気に流れ落ち、アムロは一瞬時間の経過を忘れるかのような心地に陥った。 やがて、直ぐ上を暴力的に通過していく影が一つ。 黒光りを帯びたマスターガンダムの左腕が、大気を揺らす。 瞬間、アムロは見計らったようにバーニアを再び動かし、F91の体勢を整わせる。 「これならどうだ!?」 その時、ガウルンの大声と共にF91に音を立てて迫るものが一つ。 緑色のワイヤーを使い、引き戻されていくマスターガンダムの左腕と相反するように右腕が迫る。 今度は右腕によるディスタントクラッシャーを既に地に降り立ったマスターガンダムは撃ち出していた。 そう。アムロが左腕の猛攻を避ける前から事前に。 体勢はほぼ整えきったが、ビームライフルもメガマシンキャノンの砲塔も構えていない。 ビームシールドでの対抗はあまりにも脆すぎる。 やけにスロー気味に此方に突撃してくる右腕を睨みながら、アムロはF91を動かす。 腰のパックに収納された、一本の筒のようなものを握りしめる。 やはり、その動きにも無駄はない。思わず感嘆のため息がつきそうな滑らかな動作を経て、F91は自機の眼前にそれを翳す。 そしてジェネレータを絞り、出力を一点に収束させ―― 「そんなもの、ビームサーベルでやってみせる!」 一振りの剣の形として開放する。 強振されたビームサーベルの刃が一筋の軌跡を描く。 緑色のエネルギー粒子に塗れたビームサーベルを振るい、マスターガンダムの右腕を切り払う。 一流のエースパイロットだけに許された芸当。 それを難なくやってみせたアムロに、右腕に切り傷が伝達されたガウルンは軽く鼻を鳴らす。 その挙動には、喜びと苛立ちが混在しているようにも見えた。 やがてマスターガンダムは右腕を引き戻し、地に突き刺さっていたヒートアックスを引っこ抜き、逆手に握しめる。 対して、F91は依然ビームライフルを構えながら相手の出方を窺う。 両機、脚を止め、再び沈黙の空気が場を支配し始めた。 「最高だぜ、あんた~。いい、実に良い腕をしている」 「貴様に褒められても嬉しくはないんだがな……」 「へへへ、違いねぇ……」 しかし、その時間は極一瞬なもの。 取るに足らない会話を挟み、F91とマスターガンダムが同時に動く。 F91は腰のマウントパックから白色の大砲を、ビームランチャーを握り締める。 対して、マスターガンダムが桃色のエネルギーを帯びた一枚の布、マスタークロスを取り出し、構えた。 互いに先程使用していた獲物とは違い、更に出力を上げたものを選択。 それは戦闘の段階が次のステージへ進む事を暗に意味していたに違いない。 F91のバーニアと、マスターガンダムの脚が動くのはほぼ同時であった。 戦闘は未だ終わろうとはしない。 ◇ ◆ ◇ 腕を振るい、マスタークロスを左右にブンブンと振り回すマスターガンダムが疾走する。 振り回すだけでなく、時折前方へ向かって勢い良く伸ばすといった攻撃を含ませるマスターガンダム。 エネルギーを布の形とし、武器として使用するマスタークロスは使いようによっては中距離にも対応出来る。 ビームランチャーを担ぎ、距離を取りながらF91はマスタークロスの合間を縫うように砲撃。 しかし、マスターガンダムの高い運動性の前には当たらない。 それどころか、先程アムロがビームサーベルで切り払ったかのようにマスタークロスでビームランチャーの光弾を打ち落とす事もやってのけた。 「どうだ、俺もなかなかの腕前だろう? ん?アムロさんよぉ」 「チイッ! やってくれる!」 反撃といわんばかりにマスターガンダムが放ったマスタークロスを後方へ飛ぶ事でF91は避ける。 依然、F91には目立った損傷は見られない。 まぁ、サイズの大きさの問題、マスターガンダムの性能の高さも相まって一撃も貰うわけにはいかないのだが。 (この男……あのライオンのロボに乗っていたヤツとは違う。 只の戦闘狂じゃない……厄介な敵だな) F91のコクピット内でアムロはガウルンについて考える。 てっきり只の戦闘狂、数時間前に戦ったゴステロのような男と同類だと思っていたガウルン。 しかし、何度か手を合わせたところその認識を変えなければならないとアムロは感じ取った。 此方の先を読むかのように攻撃を行い、決して隙を見せないガウルンの戦闘センス。 その練度は高く、認めないわけにはいかない。 たとえればロンド・ベルのモビルスーツ部隊で自分の補佐を務められるくらいのものだ。 アムロはガウルンの予想以上の戦闘技術に驚き、同時に手強い存在である事も確信する。 だが、ガウルンの誇る技術よりもアムロの注意を引く事があった。 (嫌な感じがする……ニュータイプではない、強化人間でもない。 何か人間の本質的なものが狂っている……この男、ガウルンからはそう感じられる。 そうだ……年齢には似合わない、無邪気さゆえに危険な暴力がこの男の全てを語っている……悪意の塊といったところか!?) 再度振るわれたマスタークロスをやや後方へ下がり、ビームサーベルで切り払いながらアムロは思う。 数十分前から感じていた事。 そう。ガウルンが放つ気配、ニュータイプ同士の共振とは似てもつかないものをアムロは確かに感じていた。 心地よいものではなく暴力的に、神経を逆立たせる。 はっきりいって、酷く不愉快な感覚の正体にアムロは若干の戸惑いがあった。 自分をニュータイプだからといって自惚れるつもりはないが、他の人間より感受性に優れている自覚は多少ある。 そして戦闘を行い、ギレン・ザビやシャア・アズナブよりも危険な思想の香りがガウルンからは窺えた。 いや、寧ろ思想などいったものは感じられず、只純粋な危うさが感じられる。 それゆえにアムロははっきりと確信できた事があった。 この男は敵だ。と、極めて簡潔な事項を。 ビルが立ち並ぶ市街地に逃げこみながら、アムロはビームランチャーを構えた。 いくつかの疑問を抱えながら。 (なんだ? 何がこの男をここまで戦いへ惹き付ける。 この男の醜く膨れ上がった悪意はどうやって、ここまで形を成す事が出来た?) ビームランチャーの引き金を絞り、ビームを飛ばす。 ヒョイ、という擬音がしっくりくるだろう。 ビームを避けたマスターガンダムよりもアムロはガウルンの事へ注意がいった。 ガウルンの事について何一つも知らないアムロ。 それゆえにガウルンが此処までの異常なプレッシャーを与えてくる事に疑問が湧いた。 普通の人間では考えられない。 必要最小限な回避運動しか取らず、エネルギー残量など気にするようすもなく猛攻を仕掛けるマスターガンダムが酷く醜悪な存在にすら見える 同時にそれはこの場に場違いな存在に見えた。 もし、万が一この場で自分を倒せてもこれほどエネルギーを消費してしまえばこの先困るだろう。 補給ポイントに向かう前にエネルギー切れを起こし、移動を取る事すら困難になる。 どうせ、協力関係を結んだ仲間もいないだろうに。 傍から見れば死に急いでいるようにも見えるガウルンの戦闘。 積もりゆくアムロの疑問。 そんな時、アムロの思考に一筋の異なった光が差し込み、彼に別の考えを促した。 (……ガウルンだけじゃない。人はいつまで戦い続けなければならない? このF91は俺達の時代よりも未来の世界で造られた筈なのに……未だにニュータイプ専用機などを造っている……情けない……) ディスタントクラッシャーを上昇する事で避けたF91のコクピットでアムロが愚痴のようなものを口にする。 アムロがシャア率いるネオジオンと戦い、アクシズの地球落下を阻止した、通称“シャアの反乱” アムロが現在搭乗しているF91はその戦乱の約三十年以上後に開発された。 開発者のモニカ・アノー博士がサイコミュを応用した新技術、バイオコンピューターを導入した機体として。 そして、それはニュータイプ用に仕上げられ、事実上彼ら専用機体としての開発コンセプトがあった。 クロスボーン・バンガードがフロンティアⅣに侵攻を行うまでは戦争などなく、ニュータイプの存在も最早伝説上の存在になっていたにも関わらずに。 ニュータイプを再び戦場へ送り込み、彼らが戦場で活躍する姿を期待する大衆の密かな想いはひっそりと続いていたのかもしれない。 ファーストガンダムを操り、シャアの反乱で行方不明になった伝説の存在のように。 そう。今、ガンダムというコードネームを期待されたF91を縦横無尽に操る男。 ニュータイプのアムロ・レイのような存在が無意識的に欲されていたのかもしれない。 しかし、当のアムロはF91に乗せられた期待や時代背景など知る由もない。 そのため、F91のような機体に憎憎しい感情さえも覚えた。 (…………チッ) ビームランチャーを腰のアタッチメントに戻し、今度はビームライフルを構える。 つい、必要以上に力を込めて引き金を引いてしまう。若干狙いがずれてしまったにも関わらずマスターガンダムの左肩をほんの少しだけ焼いた。 しかし、アムロの表情にこれといった喜びや達成感はない。 (人間は変われないものなのか……シャアの愚直なエゴまでさえも見せ付けられながら……何故、いつまでも戦争を続ける。 連邦やネオジオンの兵士がアクシズで見せた人間の光は無駄ではなかった筈だ!) 人間は戦う事は止めない。 頭ではわかっていたが、心のどこかではそんな事はないと否定したい気持ちもある。 だから、自分は今まで完全な組織とはいえないが地球連邦でモビルスーツのパイロットをやった。 地球を食い潰す存在でしかない、地球の重力に引かれた人間を抹殺すると宣言したシャアともやりあった。 シャアが掲げる身勝手なエゴを、ララァを山車にして自分の情けなさを肯定しようとする彼の情けなさは許せなかった。 しかし、アクシズの地球落下の際、一人νガンダムで落下阻止のために、それを押し続けていたアムロは見た。 連邦軍、ネオジオンを問わず全ての人間がアクシズの落下を阻止するために自分の後に続いてくれた事を。 全ての人間が母なる星、地球の危機を救うためにあまりにも脆弱なモビルスーツにその異生命を掛けた事はアムロを激しく揺さぶり、彼の感情を動かした。 人間は変われる。そう確信した筈なのに。 だが、この殺し合いでも人は戦う事は止めずに既に数十人が死亡している。 そして、自分が居た時代の未来の世界ではF91のような機体が今も存在している事実。 これらの事実がアムロを酷く嘆かせ、且つ悲しくもさせた。 まるでシャアの反乱でアクシズを包んだ人間の光が無駄であったような錯覚に陥ってしあったから。 (……しかし、今はこの戦闘に集中する。 嘆いている時じゃない。今はガウルンを倒す、それだけだ!) ビームライフルの照準を再び構え、狙いを絞り撃つ。 一条のビームが宙を走ったと同時に、アムロの意識はマスターガンダム一点に注がれる。 いや、厳密にいえばマスターガンダムを操縦する男に対してだろうか。 背部に備えられたメインノズルの両脇に付属した二門の大型な銃をスライドさせる。 “ヴェスバー”がF91の両脇から伸び、F91の両のマニュピレーターが引き金に手を掛け ―― 「ガウルンッ!」 F91が前方へ加速した。 ◇ ◆ ◇ マスタークロスを振り回しながら、ガウルンは思う。 ASとは違い、ガンダムと呼ばれるらしい自分の機体。 ガンダムというコードネームが何を意味するかはガウルンにとって興味はない。 只、使えるおもちゃか使えないおもちゃかの判断がつけばいい。 自分を楽しませてくれればそれでいいのだ。 (いいねぇ……改めて思うがこのマスターガンダムとやらは面白い。 俺好みの機体だな) そして、現在マスターガンダムと同じ動きを取り続けているガウルンは満足していた パイロットの動きを直に伝達するモビルトーレスシステム。 機体が受けた負荷や損傷すらも感知してくれるこのシステムにガウルンは興奮を覚えていた。 初めてこの機体を支給された時からずっと。 ガウルンは只、このマスターガンダムを動かすだけで喜びに震えていた。 (ASもラムダ・ドライブもいいが、こいつと較べたら実感がわかねぇ。 こっちの方が、手堪えがあるってもんだ) ガウルンがこの殺し合いが開催される前に乗っていた機体。 アマルガムによって開発されたラムダ・ドライバを標準装備したAS、通称コダールタイプ。 決して低くはない性能、そして圧倒的なラムダ・ドライバの性能にガウルンは満足していた。 イメージを増幅させ、障壁や弾丸といった物理的な力に変換するラムダ・ドライバには圧倒的な力がある。 ガウルンはその装置を使い、幾度もなく敵対組織のASを破壊し、爽快な心地を覚えてきた。 しかし、流石のASやラムダ・ドライバでも操縦者の動きを完全には伝達する事は出来ない。 だが、マスターガンダムはそれをいとも簡単にやってのけ、ガウルンに充分すぎる程の満足感を与えていた。 自分が右腕を動かせば同じように動かし、全力で走れば直ぐにその動きに追従する。 まさに自分の分身ともいうべき存在で、自分が戦場に居る事をASに搭乗した時よりも感じさせてくれる。 未だASも実戦投入されず、歩兵として戦場を駆け巡ったあの躍動感。 敵兵を銃で、ナイフで殺し、生暖かい血液を身体全身に受け止めたあの充実感。 AS乗りになって、ほんの少しだけ忘れていたあの戦場のリアルな感覚が鮮明に蘇る。 ガウルンは心底、マスターガンダムで戦場を駆け巡る事が出来た自分の幸運さを噛み締めていた。 そして、何もマスターガンダムだけに満足しているわけでもない。 ‘(それにしても、やってくれるなぁこの男は……。 これだけ撃ちまくってるのにてーんで当たりはしねぇ、あのカシムよりも技術的にも精神的にも歯ごたえがある……) F91のビームライフルを肩に受け、焼けるような痛みが伴うがガウルンは不敵に笑う。 アムロの技量にガウルンは満足していた。 自分の連撃にも一度も碌な損傷を貰う事はなく、あげくの果てに反撃まで仕掛けてくるアムロの戦闘センス。 それははっきりいって高い。 きっとどこかの軍組織に所属、もしくは凄腕の傭兵なのだろう。 それも決して冷静さを失わないところを見ると一部隊を任される程の隊長に違いない。 相手としては申し分なく、殺しがいはありすぎる。 しかし、一つだけガウルンには不満な事があった。 (だが……なにやってる? なんでお前さんはあんな奴らとつるむ。 なんでその力をもっと有意義に使わねぇ、お前もあいつと同じか……? だったら親切な俺が目を覚ましてやらないとなぁ……) それはアムロが他の参加者と同行し、積極的に戦闘を行わない事について。 折角のこのデスゲームで何故楽しもうとはしないのだろう。 アムロ程の力があれば優勝する事もそう難しくはないだろうに。 ガウルンはその事について疑問に思う。 只、マスターガンダムの内部でにんやりと下品な笑いを浮かばせながら。 そして、決めた。乗る気がないのなら自分がその気にさせてやろうと。 そう。数時間前、目の前で大切なものを潰してやった一人の青年の時のように。 まぁ、自分との戦いで生き残る事が出来た場合の話ではあるが。 撃ち出していたディスタントクラッシャーを引き戻し、ガウルンがそんな事を考えていた時。 大きな声が聞こえた。 『ガウルンッ!』 二門の細長い大砲のようなものを抱え、突撃するF91が見えた。 思わずガウルンの口元は緩む。 嬉しい。ようやくやる気になったのだろうか。本当に嬉しい。 まるで付き合って間近の恋人が自分の胸に飛び込んでくるようだ。 ならば、自分はどうやってその愛しい人の言葉に答えようか。 それは至極簡単な事―― 「どうした!? アムロッ!」 同じように大きな声で返してやればいい。 但し、両腕を構え、いつでも拳をお見舞いできるという手土産もあるが。 ◇ ◆ ◇ 直撃を狙うためにF91はヴェスバーを構えながら前方へ高速飛行。 マスターガンダムがそれを待ち構えるように、腰を落とす。 やがて、幾重の円上のターゲットロックにマスターガンダムを捕え、F91がヴェスバーを射った。 「何故、こんな馬鹿げたコトをする! こんな戦いには何も意味がないコトがわからないとでもいうのか!?」 「あぁ~?何かと思えばくだらねぇなぁ。 くだらねぇくだらねぇ……本当に勿体無いぜ、アムロさんよぉッ!!」 「なんのコトだ!?」 ヴェスバーの砲撃を避け、マスターガンダムが跳ぶ。 右腕に握られたビームナイフが鋭く光った。 「もっと楽しもうぜ、折角良い腕を持っているんだ。 俺のようにパーッとやっちまえば気分も晴れる!なぁに、一度やっちまえば直ぐにわかるさ」 「世迷言を! 貴様のその歪んだ悪意の正体はなんだ! 何故、そこまで貴様を駆り立てる!?」 「けっ、何が駆り立てるかって? そんなの考えたコトもねぇな~。 まぁ、アリンコを潰すようなもんさ。特にこれといった感想もないな、こりゃ」 「貴様ッ!!」 此方に向かって飛び込むF91にビームナイフを突きつける。 だが、F91は減速せずに、クルクルと機体を回転させながらそのままナイフを避け、マスターガンダムの上空を駆け抜けた。 だが、そのまま戦域を離脱する事は当然ない。 数秒の間を置き、F91は反転。 再びマスターガンダムと向き直り、ヴェスバーを構える。 「おいおい、怒るなよ。 というかあんたはハイスクールの先生じゃあるまいし、俺に説教などお門違いだろう?」 「ならば、俺は貴様を此処で止めてみせる。貴様を此処で逃せば犠牲者が―― 「あぁ、ざんね~ん。それはもう遅いわ」 「なんだと!?」 「だって、俺はもう三人程は殺したからな。ジジィとガキ、それと年頃の割と良い姉ちゃんを一人ずつな」 「ッ!?」 「傑作だったぜ? その姉ちゃんの恋人みてぇな奴の目の前で踏み潰してやったさ。 こう、プチ!って感じになぁ~。あいつの顔は良い表情をしていた、もうサイコーだったぜ」 「うおおおおぉぉぉぉッ!!」 ヴェスバーが咆哮を上げ、目が眩むような眩い黄緑色の光を飛ばす。 両方のヴェスバーを時間差で発射。 一発目を避けたマスターガンダムだが二発目は避ける事は叶わず、マスタークロスで防御。 ビームライフルとは較べものにならない威力が生み出す衝撃に、マスターガンダムはやや後方へ脚を引いた。 F91がそれを見計らったように再度、加速する。 ビームサーベルの柄を右のマニュピレーターに持たせ、ビームの刃を強振させながら。 只、前方へ飛ぶ。 「クハハハハハハハ! だから、お前さんの怒りを買う覚えはないといっただろうに。 まぁ、その三人の中にあんたの知り合いが居たらまぁ別な話かもしれんがな。 その時は悪かった、心の底から謝罪させてもらうさ」 「黙れ! お前と話しをするだけでも、もうたくさんだ……。 貴様は此処で落ちてもらうぞ、ガウルンッ!!」 「ああ、それは是非お願いさせてもらうぜ……アムロ・レイッ!!」 F91の動きに合わせるかのように、マスターガンダムが左の手刀を繰り出す。 ニアクラッシャーと呼ばれる、マスターガンダムの打撃がF91に突き進む。 「甘いッ!」 しかし、F91はそれを寸前で避ける。 F91の機体は左へ半回転を行いながら、マスターガンダムの突き出された左腕の下へ潜り込むように飛んだ。 やがて、機体の重心を戻し、ビームサーベルを滑らせる。 マスターガンダムの左腰の外部装甲をビームサーベルが焼き尽くし、火花が散った。 同時にF91はメガマシンキャノンさえも掃射しており、吸い込まれるように弾丸が左腰の損傷箇所へ飛び込む。 「クッ……ぬぅぅぅぅッ!」 思わず、苦悶の声を上げるガウルン。 ぱっくりと裂けた傷跡内で小規模な爆発が起きた。 幸いコクピット内までには届かず、操縦系統に目立った影響はない。 モビルトーレスシステムにより、ガウルンは恐らく実際に左腰から痛みを感じている事だろう。 その事が関係してか、マスターガンダムの動きが少し緩慢なものとなる。 アムロはその動きを決定的な好機と感じ取った。 マスターガンダムの左腰が起こした爆発から逃れるために一旦、距離を離す。 そのために加速した勢いは殺さず、一旦マスターガンダムを通り抜け、数百メートルの距離を取りながら背後へ。 再び両のヴェスバーを構えながら、アムロはマスターガンダムに向かってF91を飛ばした。 「落ちろッ!」 ダメージがあるといえどもガウルン程の腕前では容易に避けられる可能性もある。 ならば、可能な限り接近し、ヴェスバーを叩き込む。 そのため、アムロは最大戦速でF91を飛ばした。 マスターガンダムが振り返る前よりも、速く距離を詰めるために。 急激に近寄る二機の距離。マスターガンダムは未だこちらに振り返らない。 これならいける。 そう、思い始めた時、アムロは見た。マスターガンダムが背中を向けながら、右腕を左脇の下に忍ばせ、此方へ向けているのを。 一体、何を意味するのか。アムロがそう疑いを持った瞬間―― 「バーン」 ガウルンの陽気な声と共に、一筋の大きな閃光が走った。 「なんだとッ!?」 紫色の光弾がいきなりマスターガンダムの右の手から放たれ、アムロは驚きの声を上げる。 見るからに格闘戦に特化し、更に今まで純粋な射撃兵器を使ってこなかった事による思い込み。 そう。マスターガンダムには何も射撃兵器はないと無意識的にアムロは結論付けていた。 そうでなければわざわざ腕を飛ばす事や、投擲を行う事もないだろうから。 急遽、攻撃を取りやめ、回避行動に移る。いや、近づきすぎた。間に合わない。 仕方なしに左のビームシールドによる防御を選択。 ビーム兵器に絶大な効果を齎す、円盤状の光の盾が光弾を抑えた。 今の攻撃は一体何か。そんな疑問を感じられずにいられないアムロはマスターガンダムの様子を観察。 その時、アムロは目を疑った。 何故なら更に多くの数の光弾が雨のように降り注いでいたから。 勿論、マスターガンダムの両の掌から。 「そらそらそらそらそらーッ!」 両腕を振り、紫色の光弾を、“ダークネスショット”をガウルンは連射する。 モビルファイターは射撃兵器を使う機体は居るが、大抵はパイロットのイメージの力によって使用される。 シャイニングショットやダークネスショットはその典型的な例であり、パイロットの気を凝縮させ、打ち出す攻撃。 勿論、本来は一流のガンダムファイターにしか扱えない武器だが、殺し合いの促進を図るために、その使用は簡易化されている。 そして、何よりガウルンにとってダークネスショットの使用はとても容易いものだった。 そう。この殺し合いが行われる前からイメージを力にするといった、ブラックテクノロジーの産物、ラムダ・ドライバを使いこなしていたガウルンにとっては。 コダールの指から見えない衝撃波を撃ち出す指鉄砲と似たような要領でそれなりに応用は利いた。 依然、ガウルンは無数のダークネスショットを撃ち出し続ける。 「ッ!?」 ビームシールドを構えながら離脱をしていたF91。 だが、再び一発のダークネスショットを真正面からビームシールドで受け止めてしまい、一旦動きが止まった。 そしてタイミングを見計らったようにガウルンが更にダークネスショットを叩き込む。 幾らエースパイロットでもあるアムロに全ての事が出来るわけではない。 追撃のダークネスショットを一発、二発とビームシールドで受け――やがて爆発を起こした。 限界をきたしたビームシールドを一旦切り、咄嗟にビームランチャーを投げ、光弾の盾にする その爆発の衝撃に煽られ、F91は荒れ果てた市街地へ不時着を余儀なくされた。 体勢を崩し、派手にコンクリートの大地へ倒れこむF91をマスターガンダムが満足げに眺める。 不気味な輝きを両のカメラアイから光らせながら。 →人の意思(2)
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マイペース二人 ◆aalWSIpMG2 船酔いのような眩暈に襲われていた。ゆらゆらとたゆたう視界の中、空を見ている。 一方の空が茜色に、もう一方の空は闇に染まっていた。 何度目かのひどい吐き気が込みあげてきて、地に伏せたまま吐瀉する。出てくるのはもう胃液だけだった。 切迫した息と一緒に吸い込んでむせ、しばらく咳きこむ。 ――もう……やめてくれ。 咳きこみながら、ぼやける頭でただそれだけを繰り返していた。 だが、それで纏わりつく負の感情が薄れるわけでもなければ、体がそれを取り込むのをやめるわけでもなかった。 「やめろ!」 うつ伏せから仰け反るように半身を起し、纏わりつく負の感情を振り払うように腕を振るったが、そのとたんに視野が回転する。 すっと目の前が暗くなって、コックピットの床に顔を突っ込んだ。負の感情は変わらず纏わりついている。 ――どうすれば……楽になる。 深い脱力を感じて、もう起き上がることすらできなかった。 ――死なら、一瞬で……。 弱った心が逃げ場を求め、一つの考えが浮上してくる。 突然、負の感情とは別の感情に触れたのはそのときだった。 「……ブレン、お前なのか?」 (…………) 「そうか……ありがとう……」 どこか優しく温かいその感情は、ラキの苦しみを和らげていった。 ――死なら、一瞬で……。 あれから何度もラキの思考はそこで立ち止まった。 そのたびにブレンの心に励まされ、頭から払い落し、ただじっとうずくまって耐え続けた。 短いような、長いような時間が流れ、気づくと纏わりついている負の感情は薄れていた。 眩暈と吐き気をこらえて起きあがる。震える手を壁についてよろよろとコックピットから這い出てみる。すでにあたりは暗かった。 体は未だに負の感情を取り込み続けていたが、放送直後に比べればわずかなものだった。 それでも自分の体が他人の悲しみを喰らい続けているという自己嫌悪は胸の中に重く沈んで、どうしても拭うことができなかった。 「ブレン、これから私はどうすればいい?」 大きく見上げて話しかける。 (…………) 「私か?私は……ジョシュアがここで出会った人――アイビスという女と会ってみたい。 会ってどうするというわけでもない。ただ会ってみたいんだ。 ブレンはどうしたい?」 (…………) 「そうか……。なら、そうしよう」 出てきたときに比べると幾分マシな足取りでコックピットに戻る。ムッと鼻を突く臭いが立ち込めていた。 「ブレン、すまない。お前も私もひどいかっこうだ」 思わず謝罪の言葉が口をついて出た。 (…………) 「心配しなくてもしっかりと洗う。まずはH-8に向かうぞ」 (…………) 「仕方ないだろう。一番近い補給ポイントがそこなんだ。 そこまで行ったら洗う。だから心配するな。大丈夫だ」 砂地に大きなくぼみを残して蒼い巨人は浮き上がり、飛び立つ。 その姿はやがて暗い空の闇へと消えていった。 波一つない穏やかな水面に小さな波紋が生じる。その中央でぽつんと一人の女性が顔を出していた。濡れた蒼い髪が艶やかだった。 ――何も見えないな。 夜空を見上げて彼女は思う、この空はかつて地球を閉ざしたものによく似ていると。 突如、女は何かに呼ばれたような仕草を見せる。 暗い水面に映ったさらに暗い影が彼女の周囲にあった。水の中に何か大きなものが潜んでいる。 大きく息を吸い込んで肺を酸素で満たし、彼女は水の中に潜る。伸びてきた大きな影にしがみつくと彼女は影の中に吸い込まれ消えていった。 水面がせり上がり、女の髪と同じ色の巨人が姿を現し、やがてふわりと浮きあがって水面から離れる。 彼女たちの目的地の小島はもうすぐそこだった。 「小生の名はギム・ギンガナム。名乗りを上げい!」 突然通信が飛んできて目を丸くする。移動をブレンに任せて、濡れた体を拭いているときだった。水で洗い流したためコックピットのそこここはまだ濡れている。 「グラキエースだ。ジョシュアを知らないか?」 急いでパイロットスーツを着込みつつ通信を返す。同時に一番知りたい情報を訪ねた。 「知らぬ。聞きたいことはそれだけか?ならば、いざ尋常に勝負ッ!!」 「いや、他にも聞きたいことはある」 「ここより先は問答無用!さあ、漢に言葉は無用!!拳で語り合おうではないかああぁぁぁぁあああああ!!」 前方の小島から闘争心を燃やしつつ、一機の白い機体が飛び出してきた。 瞬く間に二者の距離は狭まり、剛腕がブレンに差し迫る。シャイニングの拳がブレンの顔面に吸い込まれ、 「私は女だ。断る」 空をきった。 ――この移動法は……。 見知った移動法に思わず笑いが込み上げてくるのをギンガナムは感じた。 振り返り、小島に転移した敵機の姿を確認する。 よくよく注意してみてみると、その姿は奴が乗っていた機体にどことなく似ていた。そして、それ以上に奴のツレの機体に酷似している。 ――少なからず奴に関係があるやもしれぬ。 「ふっ……ふははははははは……!!面白い。面白いぞ! グラキエースとやら、お前の機体はやつらの機体によく似ている」 「やつら?」 「そう。似ているのだよ、アイビス=ブレンにな!!」 そうして彼は語り始める。 どん、と低い地響きのような音がして、立ち並ぶビル群の通りに面したガラスというガラスが白く濁った。 一拍置いて同様の地響きが再び轟き、砕け散ったガラスの破片が光を撒いたように舞い散るなか、白い隻腕の巨人はアスファルトを踏み砕いて着地する。 その巨人の中で肩幅いっぱいになびかせた長髪の一部を頭頂部で結い、胸に日の丸の輝く全身黒タイツを纏った男は(特に意味なく)仁王立ちしていた。 その男の名はギム=ギンガナムという。 「誰も居らんではないか!!!」 計器を睨めつけて本日二度目のセリフを叫ぶ。 彼は一人の参加者を追いかけて移動中であった。 しかし、その相手が残していった目印――巨大な足跡もA-1の端で光の壁に遮られて打ち止めである。 壁の向こうは地図を見る限り草原地帯。足跡を追える可能性は低かった。 「紫雲統夜、逃したか」 しかし、そもそもただ対戦相手を求めるだけならば、あの場から動く必要はなかった。 あの場には遠方とはいえ二機の戦闘機が視認できていたのだ。 だが、大勝負を終えたばかりの彼は「味が軽すぎる」とか言って、それに大した興味も抱かずに、市街地に残された足跡を追い始めた。 その欲張った結果が現在である。 とにもかくにも一度壁の向こうを確認しておこうと、再び動き出そうとする。 『アー、アー、ただいまマイクのテスト中ですの。…こほん…最初の定時連絡の……』 その矢先に、突然幼い少女の声が響いた。 「ふはははははっ!面白い!!」 放送が過ぎ去り、静寂を取り戻したビル街に笑い声が響きわたる。 放送に連なった名の中にアイビス=ブレンの名はなかった。それはすなわち、あの状態から見事生き延びて見せたことを意味している。 それがたまらなく愉快で、再戦が待ち遠しい。 先の戦闘の五分の攻防、前二戦の大味な戦闘も良かったが、経験と技術に裏打ちされた緻密なアイビスの動きは驚嘆に値するものだった。 しかし、最後の最後で納得のいかない戦いでもあった。 突如乱入者に邪魔をされ、逃げ切られたこともそうだが、互いに最後の一手を放とうとしたあのとき、アイビスとやらが銃口に湛えていた光が霧散したことが解せなかった。 ギム=ギンガナムが望んだのはあのような幕切れではない。 真っ向からシャイニングフィンガーであの光に立ち向かい、捻じ伏せる――それこそが彼が望んだ結末だったのだ。 その後の動きもこれが同じ機体かと思えるほど拍子抜けのする動きだった。そして油断した結果、自分は腕を斬りおとされた。 つまりは何かと納得のいかない決着だったということだ。 ――だが、決着は決着ではなかった。 再戦を思い浮かべるだけで血がたぎり、肌が泡立つ。口元が知らずとほころんだ。 「ふははははっ!見つけてやる!見つけてやるぞ、アイビス=ブレン! 小生から逃げ切れると思うな!!」 堪えようともしない笑い声が再び響き渡る。そうやってひとしきり笑い飛ばしたあと、ゆっくりと視線を動かし、計器の一部が目に入った。 エネルギーゲージがレッドゾーンだということにそこで初めて気づく。 「輜重の確保は戦の基本であったな」 ガサガサと古臭い地図を取り出してきて、紙面に目を泳がせる。F-7・G-4・H-8の三か所の補給ポイントが書き記されていた。 「H-8が近いな……」 呟くと進路を北西に定め、移動を再開する。二つ目の光りの壁を超えたとき、足場が突然消えてシャイニングは水中へと落下した。 「……というわけだ」 「なるほど。それで補給を終えたころに私が現れたというわけだな」 「いかにも。悪いが、アイビス=ブレンとの再戦の予行演習とさせてもらうぞ!!」 おそらくアイビス=ブレンと同じ特性を持っているであろう機体を前にして、嫌がおうにでもギンガナムのテンションはあがる。 それに呼応するように冷却装置を展開させ、シャイニングはスーパーモードを発動させた。 両者の間に緊迫した空気が流れた次の瞬間、 「いやだ。私は逃げる」 長話の間にちゃっかり補給を完了していたブレンは掻き消え、ギンガナムは孤島に一人取り残された。 鬣を彷彿とさせる冷却装置が落胆したように虚しく閉じた。 G-8水中に突如蒼い巨人が姿を現した。 ――アイビス・ブレン。 巨人の中でラキはその言葉を反芻する。 今、自分が乗っている機体はネリー・ブレンという。ネリーさんのブレンパワードだからネリー・ブレンだ。 ならば、アイビス・ブレンとは、おそらくアイビスのブレンパワードのことだろう。同じブレンパワードだ。ギンガナムが似ているといったのも頷ける。 だが、アイビス・ブレンを探せばアイビスに会えるのかというと、そういうわけでもなさそうだった。 ギンガナムの話ぶりだとアイビス・ブレンの乗り手は男だ。しかし、ジョシュアの話に出てきたアイビスは女だった。 つまりはジョシュアとガナドゥールのように愛機と引き離されてしまったということなのだろう。 「ブレン、アイビス・ブレンというブレンパワードかアイビス本人を知っているか?」 (…………) 「そうか……」 (…………) 「いや、こっちこそすまない」 ひとまず思考をそこで中断する。 巨人は目の前のスイッチに手を伸ばし、二度目の補給を開始した。 【ギム・ギンガナム 搭乗機体:シャイニングガンダム(機動武闘伝Gガンダム) パイロット状態:テンション急降下(気力80) 機体状態:右腕肘から先消失、胸部装甲にヒビ、全身に軽度の損傷 現在位置:H-8小島 第一行動方針:倒すに値する武人を探す 第二行動方針:アイビス=ブレンを探し出して再戦する 最終行動方針:ゲームに優勝 備考:ジョシュアの名前をアイビス=ブレンだと思い込んでいる】 【グラキエース 搭乗機体:ネリー・ブレン(ブレンパワード) パイロット状況:精神やや安定。放送の時刻が怖い 機体状況:現在補給中 現在位置:G-8水中補給ポイント 第一行動方針:アイビスを探す 最終行動方針:??? 備考1:長距離のバイタルジャンプは機体のEN残量が十分(全体量の約半分以上)な時しか使用できず、最高でも隣のエリアまでしか飛べません 備考2:負の感情の吸収は続いていますが放送直後以外なら直に自分に向けられない限り支障はありません】 【時刻:20 00】 BACK NEXT 休息 投下順 青い翼、白い羽根 もしも、その時は 時系列順 少女ハンター・ランドール BACK NEXT アンチボディー ―半機半生の機体― ギンガナム 失われた刻を求めて Time Over ―私の中のあなたにさよならを― ラキ 暗い水の底で
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ボス攻略 ボス攻略ボス1 ボス2 ボス1 攻略情報1 攻略情報2 ボス2 攻略情報1 攻略情報2
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髑髏と悪魔が踊るとき ◆IA.LhiwF3A 命はやがて息絶えて、肉は削げ落ち骨と化す。 骸骨とは、言わば死の象徴。その骸骨を額に掲げし異端のMS、クロスボーン・ガンダムX2が緑の大地を往く。 背部に取り付けられた『交差する骨』の如き外観を持つ大型スラスターにより突き進む漆黒の機体は、 眩いばかりの陽射しの下にいながらも、大海原の波を渡りし幽霊船を髣髴とさせる。 しかし、幽霊船の舵を取るのが常に朽ち果てた身の亡霊船長であるとは限らない。この場合においてもまた、然り。 「ゲームがヤな奴、この指止ーまれ……ってか」 陰鬱とした死の匂いを纏わせる機体を駆るのは、そのような負のイメージとは程遠い、飄々とした印象を与える容姿をした黒服の青年。 宇宙の始末屋、コズモレンジャーJ9に属する超一流のスナイパー、ブラスター・キッドこと木戸丈太郎は、 機体の中心、コア・ブロック・システムと呼ばれる特殊な構造により設計されたコックピットの中、何の気もなしにそんな事を呟いた。 何者にも縛られないというアウトローの信念に基づき行動を開始してから一時間余り、当初の目的である他の参加者との接触は未だ果たせずにいる。 とりあえず、相手がこのクソ益体もないゲームに乗ってしまった相手であれば、容赦せずにこちらも牙を剥いてやるという決意は固めたが、 最終的にどう動くつもりかと問われれば、キッドの中でもそのビジョンはまだ明確に定まってはいない。 ゲームに乗らないということは、『最後の一人になるまで生き残る』というこのゲームでの基本原則に逆らうということだが―― ……アレから無事に逃げ切ろうってのも、結構無茶な話じゃありません? いや、まったくその通りで御座いますとも。 思考の中で勝手に始まって勝手に終わった問答だったが、実際のところ、間違ってはいない。 この何処とも知れない世界へと自分達を呼び寄せ、状況の把握も済まない内に「殺し合いをしてもらう」などという戯言を吐き、 無謀とも言えた少女の反抗に対してその異形を曝け出したこのゲームの主催者。 自分達が元の世界で戦っている相手も、幽体離脱だの新たな宇宙の想像がどうだのといういささか浮世離れした事柄をやってのける存在ではある。 けれど、あの空間で見たものは――違うのだ。 カーメン=カーメンがイカレ野郎である事に関してはあらゆる異議も通すつもりはないが、アインスト――ノイ=レジセイアとか言っていたか。 在り来たりな一言で、表してしまえば。 「……人間じゃねぇしな、どう見たって」 次元が違うという言葉は、きっとああいったモノに対して使うべきなのだ。自分達が持っていた常識も、認識も、何もかもを覆してしまうモノ。 コズモレンジャーJ9の誇りと、背中に刻んだウルフのマークに誓って、たとえ対抗する力がどれだけ巨大であろうとも、それに縛られるつもりなどは毛頭ない。 が、仮に鎖を引き千切ることが出来たとして、そのまま飼い主の喉下へと喰らいつけるかどうかというのはまた別の問題である。 いくら狼であろうとも、大怪獣が相手となれば流石に分が悪いというものだ。 「……かといって、このまんまって訳にもいかないでしょう、キッドさん」 『現状維持』で固まる意識を、どうにかこうにか打破したいとは思う。 けれど、結局答えの出てこないまま、いつの間にか目の前には鬱蒼と茂る雑木林が広がっていて―― 悪魔は、そこにいた。 安易にあのような間の抜けた格好の可変形態に頼らず、わざわざ足を向けてここまでやって来た甲斐があった。 自分にとっては最高のシチュエーション、相手に対しては最高のインパクトを与える登場の仕方が出来たので。 重厚なる巨体をもって一歩一歩を踏み締めるたびに、薙ぎ倒される木々、沈み行く大地。 圧倒的な"力"を誇示して全てを蹂躙するこのマシンを、相手は如何なる思いで目の当たりにしているだろうか。 ――それは、クロスボーンと同じ漆黒のガンダム。けれど、一般的なMSの範疇を逸脱したその大柄な体躯から放たれる威圧感は、 世間一般に有り触れている有象無象のMSの比ではない。剥き出しになったパイロットの悪意が、それを一層増幅させている。 彼とこの機体が出会ってしまったことは、運命の巡り合わせだと言ってしまっても過言ではないだろう―― サイコガンダムのコックピットの中、相羽シンヤはようやく出会うことが出来た"餌"の存在を前に、これ以上にない歓喜を露にして頬を緩ませている。 面白い偶然があったものだ、と思う。対峙している相手の機体は、自分の乗っているマシンと同じ、黒の装甲で身を固めた"ガンダム"と呼ばれるMS。 このゲームに、"ガンダム"の名を冠する機体は二つも必要ない。木偶――サイコガンダムの初陣の相手としては、うってつけの存在と言えるだろう。 と、その時、断続的な電子音が二度、コックピットの中に鳴り響く。通信回線が繋がっている、目の前にいる"ガンダム"からだ。 答える必要などまるでなかった。これから自分は、何の容赦もなくサイコガンダムの力を持ってこの"ガンダム"を叩き潰し、新たな獲物を求め往く。 目の前にいる相手など、自分にとっては所詮通過点でしかない。通り過ぎていくだけの存在。忘れ往くだけの存在。己の糧となってもらうだけの、存在。 けれど、何となく、興味が湧いた。 理由など在りはしないだろうが、自分と同じ黒の"ガンダム"を与えられた人間が、自分に何を伝えるつもりなのか、それが少しだけ、気になった。 通信回線を開く。ノイズ交じりの小さなモニターに映し出されたのは、余裕綽々とでも言えばいいのだろうか、掴み所のない、飄々とした表情の青年。 向けられている双眸には、あたかもこちらの全てを見透かしているような光が宿っている。 気に入らない、顔だった。満面の笑みを浮かべている訳でもなければ、逆に陰気臭い空気を漂わせている訳でもないが、ただ、気に入らない。 生意気だ。不愉快だ。苛々する。鬱陶しい。 何なんだよ、その目は。お前のことなんか相手にしている暇はない、とか言いたそうな、その目は。いや、違う―― ――僕を哀れむような、そんな目を、向けるな。 「オカルト染みた感覚なんてのは、カーメンみたいな頭の大事な部分がどっかにイっちまった野郎だけが当てにするもんだと思ってたが――」 訳の分からない言葉を途中で切って、男の表情が変わる。 ある種の人間――人間が持つ『闇』の一面を知る者だけが纏うことの出来る、特有の剣呑な空気が、男の顔一面に張り付いていた。 「そういうのって、あったんだな。根拠も何もねぇってのに、頭のどっかが『これしかない』って決め付けちまう時が。 でもって、どうもそいつは今みたいだな。お前みたいなのを放っておいたら、絶対にヤバいことになる。出会って早々で悪いが――止めさせて、もらうぜ」 「……何だ? 何なんだよ、お前は? 正義の味方でも、気取ったつもりなのか……?」 「そういうご大層な役職とは、違うな。オレは木戸丈太郎、人呼んでブラスター・キッド――」 X2の紫色の瞳が鈍い輝きを放ち、両手で構えた巨大なライフルの銃口が真っ直ぐ、こちらへと向いて―― 「――お前みたいな悪党を消す、宇宙の始末屋J9だ! イェイッ!!」 ふざけた掛け声とともに、光は放たれた。 一切のブレを許すことなく、バスターランチャーから放たれた光の粒子はサイコガンダムの漆黒のボディ目掛けて向かっている。 完全な直撃コースだ。しかし―― 妙だ。呆気なさ過ぎる。あれだけ無防備に機体を曝け出しておきながら、何の策も打たずにいるなどただの馬鹿でしかありえない。 何かがある。あの機体には、こちらの銃撃を意に介す必要のない、何かが。そして、その正体は―― "見えざる壁"の存在だった。 機体の胸部を今正に貫かんとするところで、光の噴流はそこから先に進むことなく掻き消えて、サイコガンダムへは届かなかった。 「じょっ――」 「はッ! 死になよッ!!」 無効化された。いとも簡単に――その事実を認めるのと同時にすぐさまバスターランチャーを引き戻すが、お返しとばかりに相手側からもビームが飛んでくる。 "見えざる壁"の原理を想像するような暇もない。何より驚嘆すべきなのは、反撃に使われるビームの、その数が、数が多過ぎる……! 「――冗談だろっ!?」 横嬲りの暴風雨を連想させる苛烈さを持って、サイコガンダムの拡散メガ粒子砲がX2へと殺到する。 ビームシールド、ABCマント――馬鹿な、防ぎ切れるものか。下手な一個小隊の一斉射撃よりも、降り注いでくるビームの総量は多い。 これを避け損なえば、X2の小さなボディはバラバラになって、間違いなく、自分は、死ぬ。 ――ボウィーさん、オレに飛ばし屋の運転技術を貸してくれるかい――! 咄嗟の判断。キッドはX2の背部に取り付けられた可動式スラスターの噴射口全てを左側へと向け、推力を一気に全開へと引き上げる。 四つの噴射口から急速に吐き出される炎。射線上のあらゆる存在を飲み込もうとする光の嵐から、X2が稲妻の如き鋭さで横っ飛びに逃れる。 押し潰される――そんな錯覚すら抱かせる凄まじいGが、キッドの身体を襲った。 「……ッ!!」 歯を食い縛って必死に耐える。緊急回避を遣って退けたX2のコントロールのために、操縦桿から手を離すことだけは決して出来ない。 風に煽られマントが翻る中、どうにか機体を着地させる。横滑りに止まったX2の両脚部が激しく地面を削り取り、砂埃を舞わせた。 ――回避、成功。 「……これからは、飛ばし屋キッドとでも名乗ってみるかな」 「お前ッ……!」 決め台詞とともに駄目押しでウインクなどをかましてやると、通信回線上に映る端整な顔立ちの少年が、その表情を獣の如く獰猛に歪めた。 ――怖い怖い、食われちゃたまんねぇな。 そんな能天気なことを考える一方で、ようやく与えられた思考の時間を有効に使うべく、慣れない頭脳労働へと取り掛かる。 ――知恵を頼むぜ、アイザック。 先刻のバスターランチャーを防いだ"見えざる壁"。 あれの正体については、考えるまでもない。俗に言うバリアのようなものを、あのガンダムは持っているのだろう。 問題なのは、バリアが防ぐことの出来る攻撃の種類。まず、X2が持つ最大火力のビーム兵器であるバスターランチャーが通らなかった以上、 ザンバスターのような遠距離からのビーム兵器は完全に無効化されると考えるべきだ。 となれば、残されたのはバルカン砲やヒート・ダガーといった実体兵器と、ビームザンバー、ブランド・マーカー等の近距離ビーム兵器。 しかし、目の前にいる巨躯に対して、口径の小さいバルカン砲の銃撃や、小振りのヒート・ダガーによる斬撃が有効打になるとはとても思えない。 対して、後者にはバスターランチャーと同じ光学兵器の類であるという問題が挙げられるが、直接斬りつける武装であるという相違点がある。 あの弾幕を掻い潜り、至近距離からの一太刀を浴びせる。 スナイパーの自分には、聊か荷が重い役割というものだが―― ――やれやれ、我らが紅一点の声援でもないとやってられないぜ。 「ま、ぼやいてみても始まらないってな」 「――ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと掛かってきたらどうだい……!」 「そう急かしなさんなって」 何の躊躇いもなく手にしていたバスターランチャーを放り捨てて、腰からザンバーを引き抜く。 この作戦において、最も大切なものは機動力。ビーム兵器が通用しないと分かった以上、ランチャーの存在は文字通り、無用の長物でしかない。 ――ブラスター、飛ばし屋と来て、次はサムライねぇ。無節操にも程があるってもんだが、これはこれで。 「――コズモレンジャーJ9の名に懸けて、貴様は我が斬り捨てる……なんてなッ!」 「――ふざけるなぁああああああああッ!!」 サイコガンダムの胸元に光が灯る。それが弾けて向かってくるのとほぼ同時に、キッドは素早くX2のスラスターを上向きに切り替えて―― 何処までも青く澄み切った大空の中へと、X2は飛翔した。 漆黒の巨体から放出される無数の光の矢が、『交差する骨』を象りしスラスターを駆使して接近する、同じく漆黒の小型MSを目掛けて突き進む。 木戸丈太郎が駆るクロスボーン・ガンダムX2は空中で巧みにその軌道を変えて、サイコガンダムから迫り来るメガ粒子の雨を次々に躱していく。 スラスターから青い焔を撒き散らし飛ぶその姿は、さながら優雅に舞い踊る蝶――と呼ぶには、額に刻まれし髑髏が少々邪魔になるか。 一方、相羽シンヤの駆るサイコガンダムもその圧倒的火力を存分に撃ち出して、決してX2を懐へ飛び込ませるような真似はしない。 シンヤにとっては鬱陶しく飛び回る羽虫のような存在でしかないX2を撃ち落とすべく、主兵装である胸部の三連拡散メガ粒子砲に加え、 新たに空へと向かう火線は、機体の各部からぞろぞろと姿を見せた小型のメガビーム砲。射線は続々と、その幅を広げて展開していく。 一度牽制のつもりか、X2が脚部から小型の刀を抜き出して投げつけてきたことがあったが、それも即座に迎撃のビームが粉砕して、終わった。 どうやら相手はIフィールドの特性を見抜いており、接近戦を仕掛けるつもりのようだが、狙いが分かっている以上、対処も容易いというもの。 或いは、こちらがジリ貧になるまで避け続けるつもりなのかもしれないが――仮にそのつもりだったとしても、既に手は打ってあるのだ。 シンヤはX2を弾幕によって引き剥がす度、一門ずつ、銃撃の数を減らしている。 弾切れが起こり始めたと、あのいけ好かない海賊ガンダムのパイロットに誤認させるため。 これまでは相手もサイコガンダムの火力を警戒してか、接近してくる時も決して不用意ではなく、 こちらに照準を合わせさせまいとする不規則な軌跡を描いて向かってきていたが――手数を無くしたと思い込ませることで油断を誘い、 まんまと罠に嵌った相手が一直線に突っ込んできたところを、『奥の手』で仕留める。それが、シンヤの張り巡らせている策だった。 ――フン、生意気な人間め。お前なんて僕の敵じゃないって事を、思い知らせてやるよ。 充分にお互いの距離が離れたところで、サイコガンダムの砲撃を完全に止めた。同時に、緩慢な速度で機体の右腕を持ち上げて、X2へと向ける。 そして、狙い通り。ここぞとばかりに、空中でX2がスラスターを吹かして、これまでにない急激な速度で向かってきていた。 そう、それでいい。お前はそうやって、間抜けに一人で図に乗っていればいい。勝利を確信していればいい。そんな幻想を抱いたままで―― 「――死ねぇぇッ!!」 これこそがシンヤの隠していた、文字通りの『奥の手』。サイコガンダムの右手の指先に仕込まれた、5門の内蔵式ビーム砲。 X2へと真っ直ぐに伸びた指先から、確実に避けようのないタイミングでそれは発射された。X2の小さなボディに、それは確かに命中し―― ――X2の纏っていたマントを僅かに焦がして、それだけだった。爆散が起きたわけでも、機体の一部が損傷を受けたわけでもない。 サイコガンダムへと突き進む、X2の勢いは、止まらない。 「な、何だと……!?」 馬鹿な――サイコガンダムのIフィールドとは違う。傍目から見れば単なるマントでしかないそれが、『奥の手』を、ビーム砲を弾いたなどと……!? 「目には目を、バリアにはバリアをってとこだ……!」 ――シンヤの誤算は、X2を単なる機動力頼りのMSだと思い込んでいたこと。 己の乗ったサイコガンダムの圧倒的防御力を過信するあまり、それと同等の防御力を持つ存在がいる可能性に微塵も思い当たらなかったこと。 策士策に溺れる。決着の一撃となる筈だった『奥の手』は、同じくキッドがその力を隠していた、 ABC――アンチ・ビーム・コーティングマントによって呆気なく弾かれて、そして―― 「悪党に掛ける情けはない。……ABAYO」 ――X2の繰り出したビームザンバーが、サイコガンダムの胸部へと、根元まで突き刺さった。 その切先は、重厚な巨体の中心部を完全に貫いている。スパークが飛び散り、膨れ上がる、熱量。 ザンバーへのエネルギー供給をカットして、X2は崩れゆくサイコガンダムの肩を踏み台にして飛び上がり、漆黒の巨体から離れる。 そして、サイコガンダムの胸元から、メガ粒子砲のそれとは違う、より破滅的な輝きを持った光が大きく膨れ上がって―― ――悪魔の機体は爆発四散し、緑の大地へ炎と装甲の破片をばら撒いて、このゲームから、退場した。 全てが終わった事を見届けてから、キッドはX2を残骸となったサイコガンダムの手前に降ろすと、ぐったりとシートに凭れかけ、心底深い溜息を吐いた。 骨が折れる相手だった。何より、決着を付けるまでの過程が酷く長い時間に感じられた。 一瞬でも気を抜いていれば、あのありったけの弾幕によって、白熱に焼かれ塵と化していたのはこちらだったのだから。 ――考えてみりゃ、一人で戦り合ったのなんて随分久しぶりのような気がするな。 我ながら、よく奮闘したと思える。操縦も、作戦も、覚悟も全て、一人で背負い、一人で挑んだ戦い。ブラスター・キッドの面目躍如といったところか。 しかしまあ、結局のところ、勝負を決めたのは機体の性能差だったように思える。高機動でありながら、確かな防御力をも兼ね備えている機体。 ――やれやれ、ガンダム様々ってところだな。これからも末永く、お付き合い願いま―― 「……人間、如きが」 F-6。二機の"ガンダム"が激突し、壮絶な決着を持ってその全てが終わった筈の場所。その場に築かれたマシンの残骸の数は、 ――二つ。 粉々になったサイコガンダムの残骸の横で、機体の中心に大穴を開けてその機能を停止しているのは、クロスボーン・ガンダムX2。 当然、パイロットの命など、無い。 「人間如きが、この僕を、ここまで……!」 草木を糧に燃え上がる、"ガンダム"達のすぐ側に、一つの黒い人影があった。 それは、巨大な"悪魔"を駆り、"悪魔"と共に滅びた筈の男の、変わり果てた姿。 「……大丈夫だよ。人間なんかにこの僕は、殺されないよ、兄さん」 先刻まで、彼は人間だった。たとえ歪んだ情念を抱き、人間に対する明確な殺意を持っていたとしても、その姿形は『ヒト』の範疇に含まれていた。 「だから……すぐに戻って、殺してやるから、さぁ……」 けれど、今は違う。たとえ彼が相羽シンヤを名乗ろうと、兄の存在を紡ごうと、それはもはや、この世界においては意味を成さない。 今の彼に相応しい呼称は、テッカマンエビル。 異形の姿を持ち、このゲームの参加者達を屠るためだけに動く、悪鬼でしかないのだから。 髑髏と悪魔が踊るとき。 ――"邪悪"は、目覚める。 【相羽 シンヤ(テッカマンエビル) 搭乗機体:無し パイロット状況:テッカマン形態、PSYボルテッカ使用により疲労 機体状況:無し 現在位置:F-6 第一行動方針:他の参加者を全滅させる 最終行動方針:元の世界に帰る】 ※シンヤは機体の爆発間際にテックセットして脱出、難を逃れています。 【木戸 丈太郎 搭乗機体:クロスボーン・ガンダムX2(機動戦士クロスボーン・ガンダム) パイロット状況:死亡 機体状況:コックピットブロック消滅、ABCマント貫通、ショットランサーを所持、それ以外の箇所には目立った損傷無し】 ※F-6にX2のバスターランチャーが落ちています。 【残り49人】 【時刻 14 30】 BACK NEXT 楽勝! 投下順 閃光 狂宴 時系列順 閃光 BACK 登場キャラ NEXT 心に、悪魔宿りて シンヤ 死活問題 情け無用のロンリーウルフ キッド
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攻略トップ 攻略トップへようこそ! 現在完成度は44%(41/107) ワールドNo. ステージ数 空き 完成度 攻略完成度 概要 WORLD1攻略 12(9) 7 58% 簡単なコースが多いワールド WORLD2攻略 12(9) 7 58% 荒れ地が舞台。難易度は序盤にしては高め WORLD3攻略 12(9) 5 42% 海辺のワールド WORLD4攻略 13(10) 4 31% 樹海のワールド。迷路もある WORLD5攻略 14(11) 9 64% 雪原のワールド 滑りまくりんぐw WORLD6攻略 13(10) 3 23% 山地のワールド WORLD7攻略 11(8) 6 55% 空のワールド。アスレチック系が多く、シビアな操作が要求される WORLD8攻略 12(9) 3 25% マグマのワールド WORLD9攻略 8 0 0% まだ募集していません 括弧内は敵コース入れずに 今のところ全107コース(遭遇戦込み)、全82コース(遭遇線無し) 色 完成度 赤 0-20% 濃い橙 21-40% 薄い橙 41-60% 黄 61-80% 黄緑 81-99% 緑 100%
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彼女攻略 彼女候補ごとに、出会い方やデートスポットについてなど。 デート・スポット ケイト・ペーパービュー エレイン・フェアフィールド 二階堂 桜 ラヴィ TOP
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ダンジョン攻略ダンジョンの構成とイベント マップの構成とポイント 各階層のマップ(一例) NORMAL簡易攻略人間の里 幻想風穴(B1F~B3F) 紅魔館(B4F~B6F) 守矢神社(B7F~B9F) 灼熱地獄跡(B10F~B12F) 地霊殿(B13F~B15F) 自機キャラクター別攻略博麗霊夢 霧雨魔理沙 十六夜咲夜 アリス・マーガトロイド テクニック逃げ撃ち 壁越し攻撃 アーティの後重ね ボス敵攻略スペルカードを使用しないボス 十六夜咲夜 東風谷早苗 霊烏路空 古明地さとり EXTRAについて チルノファーム ダンジョン攻略 洞窟内に広がるダンジョンの概要と簡単な攻略法など ダンジョンの構成とイベント 洞窟のダンジョンは地上(人間の里)から地下へ潜っていくことにより進行する。 エリア 階層 備考 人間の里 1F 商店・倉庫の利用、各種クエストが受けられる 幻想風穴 B1F ボス:キスメ B2F ボス:ルーミア B3F ボス:水橋パルスィ 紅魔館 B4F ボス:紅美鈴 B5F ボス:フランドール・スカーレット B6F ボス:十六夜咲夜 守矢神社 B7F ボス:アリス・マーガトロイド、八坂神奈子 B8F ボス:洩矢諏訪子 B9F ボス:東風矢早苗 灼熱地獄跡 B10F ボス:星熊勇儀 B11F ボス:火焔猫燐 B12F ボス:霊烏路空 地霊殿 B13F ボス:八雲藍 B14F ボス:古明地こいし B15F ボス:古明地さとり また、以下の場面で会話イベントが発生する。 ① 紅魔館 エリアに属する階層に初めて入った時 ② 守矢神社 ③ 灼熱地獄跡 ④ 地霊殿 ⑤ B6Fの ボスと初めて遭遇した時 ⑥ ボスを初めて撃破した時 ⑦ B7Fの ボス(アリス)と初めて遭遇した時 ⑧ ボス(アリス)を初めて撃破した時 ⑨ B9Fの ボスと初めて遭遇した時 ⑩ B12Fの ⑪ B15Fの ボスと初めて遭遇した時 ⑫ ボスを撃破した時 ①~④は各種クエストの発生やショートカット系の巻物の販売フラグとなっている。 ⑥、⑧を見るとその時撃破したボスが自機として使用可能となる。 ⑫はエンディング(NORMALのみ)。 注意!NORMALのさとりは倒した時点でそのままエンディングに直行する為、 死んで落とした装備を回収出来なくなります。 なお、自機が咲夜の時は①と⑤と⑥の3つが、自機がアリスの時は①②⑤⑥⑦⑧の6つが 既に発生済みと扱われる。 また、1キャラでも⑫のエンディングを見るとタイトル画面で「つづき」を選ぶ時難易度選択ができるようになる。 選択できるのはNORMAL(初期状態と同じ)、HARD(NORMALより敵のレベルが高い)、LUNATIC(さらにレベルが高い)、EXTRAの4つ。 ただし、より上級の難易度を選択できるのはクリア時に使用したセーブデータのみです。 オンラインモードでは、①~④以外のイベントは発生しない。 よって、⑥や⑧で自機を増やすイベントやエンディングを見るには一人モードで条件を満たす必要がある。 なお、上位のモード解放条件はさとり撃破のみのようなのでオンラインモードでも満たすことができる模様。 マップの構成とポイント 各階層にあるもの(敵・オブジェクト・階段等)はマップ生成時にランダムで決められる。 マップが生成されるのはゲーム開始後一度人間の里に戻った時、タイトルに戻った時のどちらかであり 巻物等で人間の里と行き来しても既に歩いたマップが見られなくなったり、敵やアイテムが復活したりはしない。 ネットワークプレイでは、サーバープレイヤーがタイトルに戻るを行わない限りマップの再生成が行われない。 B15F以外の階層には上り階段と下り階段が1つずつあり、それぞれ上下の階層と繋がっている(B15FにはB14Fに繋がる上り階段のみ)。 階段のある部屋は必ず真っ直ぐな壁に囲まれているので、探索の参考にしよう。 また、ほとんどの階層にボスとなる原作登場キャラがいる。 その階層の雑魚敵よりはるかに強いので、出会っても戦うかどうかは慎重に決めよう。 ボスのいる部屋とその周辺の地形はある程度固定された位置にあり、マップが再生成されても似たような場所にあることが多い。 各階層のマップ(一例) 以下に各階層のマップの一例を示す。赤枠はボスのいるエリアであり、マップが再生成されても同じような地形が必ず存在する。 なお、ボスがいるのは黄点のあたり。 B1F . B2F B3F B4F B5F B6F B7F B8F B9F B10F B11F B12F B13F B14F B15F NORMAL簡易攻略 NORMALでエンディングを見るまでの注意点など 人間の里 阿求の倉庫にあるアイテムは全キャラ共有です。 他のキャラでも中身を引き出す事が出来ます。 他人のスペルカードを拾っても売ったりせずに、倉庫を通して本人に渡しましょう! 特にリング系はLv.1で装備出来る為、強いリングがあれば新規キャラの育成が楽になります。 各種ショートカットの巻物も倉庫に入れておけば、Lv.1のキャラでも一気に深層に潜れます。 幻想風穴(B1F~B3F) 雑魚敵に特に注意すべきものはいない。B1Fのふわふわ毛玉・B3Fのアイアンゴーレムはクエストで要求される アイテムを落とすので、クエストが終わっていなければ見逃さず倒していこう。 B1Fボスのキスメはマップ中央のやや右か左寄りの場所にいることが多い。ふわふわ毛玉が大量にいる場所に来たら注意。 B2Fボスのルーミアはマップ中央から左の方にいる。逆Uの字型の特徴的な地形の中にいるのでわかりやすい。 クエスト目標となっていることもあってかなり強いので、十分にレベルを上げて挑もう。 B3Fボスのパルスィは中央から左にいる。壊せる扉の中にアイアンゴーレムが沢山いるエリアに注意。 パルスィはそれほど強くなく経験値も手頃なので、何度も通って序盤のレベル上げの補助に利用しよう。 逆にルーミアはレベル上げには向かない。パルスィ以上の経験値を持っているが、HPがかなり多く倒すのに時間(とポーション代など)がかかる。 紅魔館(B4F~B6F) このエリアで初めて射撃タイプの敵が登場する。他の敵と戦っている間に後ろから攻撃されることが多いので 壁や宝箱などの障害物を上手く利用して別々に戦おう。1~2発の被弾を覚悟で先に倒すのもアリ。 クエストアイテムを落とすのはB4Fの骸骨とB6Fの黄金バット。蝙蝠だけが知っている。 黄金バットなどの蝙蝠系の敵は、周囲で樽が壊されたり他の敵が倒されたりすると自機から逃げるように動く。 囲まれそうな時に覚えておくと多少ダメージを抑えられるかも。 B4Fボスの紅美鈴はマップ中央の大きなスペースにいる。入り口の絨毯と壊せる扉が目印。 B5Fボスのフランドールはマップ中央の柵と壊せる扉に囲まれたエリアにいる。ルーミア同様かなり強いので注意。 B6Fボスの咲夜もマップ中央の柵と壊せる扉に囲まれたエリアにいる。強力なスペルカードで攻撃してくるので 上手く避けながら攻撃しよう。最後の操りドールは迂闊に接近していると即死もあり得る。 B6Fボスの咲夜は自機が咲夜もしくはアリスの時、あるいは霊夢・魔理沙で既に一度倒している場合は出現しない。 (ネットワークプレイ時を除く) 守矢神社(B7F~B9F) このエリアでも注意すべきは射撃タイプの敵。近付こうとすると逃げながら撃ってくるので、こちらも遠距離攻撃で 対抗するか、短距離ダッシュで一気に近付いて攻撃しよう。 クエストアイテムを落とすのはB7Fの天狗系とB9Fのバケバケ系。B7Fの方はマップ中央に大量にいるので簡単に集まる。 B7Fボスのアリスはマップ中央からやや右上あたりに、神奈子はそのすぐ左のエリアにいる。いずれも近接攻撃だけなので対応は楽なはず。 B8Fボスの諏訪子はマップ中央からやや左にいる。周囲に射撃タイプを含め沢山の敵がいるので、うまく誘き寄せて戦おう。 B9Fボスの早苗はマップ中央にいる。通常攻撃が多弾ばらまき攻撃なので、二重結界なしで近付くのは自殺行為となる。 B7Fボスのアリスは自機がアリスの時、あるいは霊夢・魔理沙・咲夜で既に一度倒している場合は出現しない。 (ネットワークプレイ時を除く) 灼熱地獄跡(B10F~B12F) 攻撃力の高い火の玉系、HPの多いゴーレム系、そして射撃タイプの敵と雑魚も気を抜けない。防具は+5のものが欲しいところ。 B11Fのバンシーは射撃タイプだが、弾を撃ちながら突撃してくる過激な敵。倒すのは容易だが、こちらも被弾を免れないことが多い。 B12Fのヘルフェアリーは分裂3WAY&長射程に注意。遠距離攻撃がない場合、少なからずの被害を覚悟しておこう。 クエストアイテムを落とすのはB10Fの火の妖精とB12Fのキラージャイアント。 B10Fボスの勇儀マップ中央右寄りにいる。周囲に沢山の敵がいるので誘き出して戦おう。 B11Fボスのお燐はマップ中央付近にいる。周囲に大量のバンシーがいるので、まずはバンシーを誘き出して倒しておこう。 B12Fボスのお空はマップ中央左寄りにいる。エリアの入り口にあのマークがあるのでわかりやすい。 大型の弾を大量に撃ってくるが、壁で消える弾も結構あるので壁のある場所に誘き出して戦うのもいいだろう。 地霊殿(B13F~B15F) 相変わらず油断できない雑魚が多いが、特に注意すべきは移動が早く攻撃力も高い狼系だろう。 射撃タイプの敵も撃つ弾が大弾になっているので、障害物を活用しよう。 武器も防具も+5まで強化してあるのが望ましい。 クエストアイテムを落とすのはB13FのレイブンとB15Fのレイディアントシルバーウルフ。 B13Fのボスは藍、B14Fのボスはこいし。いずれも中央やや右側にいる。 B15Fボスのさとりも中央から右の方にいる。通常攻撃は壁を貫通する大弾を全方向に撃つ。距離を取って広がった所を避けよう。 スペルカードはテリブルスーヴニール、百万鬼夜行、全人類の緋想天の順。 テリブルスーヴニールは予告線→ビーム→自機狙い大弾の繰り返し。距離を取ってビームの間に入り、自機狙いを小さく避ける。 百万鬼夜行は全方向大弾→自機狙い特大弾の繰り返し。いずれも壁で消えるので活用しよう。 全人類の緋想天は8方向小レーザー→ビーム×4の繰り返し。ビーム展開時は近付けないので近接攻撃のチャンスは少ない。 ビーム攻撃は接触している間ダメージを受け続けることになるので立ち止まるのは危険。HPと防御力によっては即死もあり得る。 自機キャラクター別攻略 博麗霊夢 最初から使用可能。 近接寄りのキャラ、主にスペルで自身を補助し、淡々と殴る。 ステータスは筋力や体力を重視して割り振っていくと良い。 注目すべきスペルカードは、一定時間無敵+防御力アップの二重結界とこのゲーム唯一の回復スペルである陰陽宝玉。 特に陰陽宝玉による継戦能力は道中において他キャラの追随を許さない。 ボス戦(特にスペル持ち)の相手はやや苦手だが、二重結界の無敵時間を利用して攻撃→離脱してクール待ちの繰り返しで安全に戦うこともできる。 近接攻撃がメインだと武器の選別が重要、属性ダメージの無い武器はダメージが伸びにくい。 防具は体力、最大HP上昇等の高い物を。SPが低いのでリボンの魔力補正も重要。 唯一の攻撃スペルの封魔陣はコストパフォーマンスが悪いものの、かなりの広範囲かつLV9なら連射も非常に速い。 雑魚散らし、対ボス逃げ撃ち、対ボスゴリ押し、と1つで全てこなせる。画面が見にくくなるのが難点。 通常攻撃のダメージが極端に下がるEXTRA攻略を含めるなら、魔力を重点的に振った方が良い。 霧雨魔理沙 最初から使用可能。 遠距離戦に適するスペルカードが多い。 ステータスは魔力をメインに、最低限のHPを確保するために体力にも少し振っていくといいだろう。 スペルカードは、どれも一長一短なので全て使っていくのがいい。 アステロイドベルトは隙もクールタイムも短く便利、ボス戦では常に設置しておくと良い。 魔理沙の代名詞であるマスタースパークは非常に強力だが、硬直が長いため1発で確実に倒せる敵以外に対して使うのは危険を伴う。 また、撃つ距離や角度によってフルヒットしないケースが多い、慣れ。LVを上げれば硬直も減るのでかなり使いやすくなる。 撃ち方を意識すれば障害物の後ろ等から安全に距離を取って攻撃できる、一部だがボスハメも可能。 オーレリーズサンは高LVで大量展開すると凄まじい威力になる。魔理沙の耐久力的にゴリ押しは辛いが、格下の雑魚やボスは一気に倒せて便利。 また、魔理沙がやられても残るので、群がる敵を一網打尽にすることも・・・ ボス戦ではアステロイドで逃げ撃ちしつつ、弾幕を回避しながらスターダスト、隙を見てマスタスパーク等で削っていこう。 魔力重視タイプなら装備品はあまりこだわらなくていい。とりあえず魔力補正の高い物を。 最強防具のみ体力上昇があり、魔理沙の低HPを補強できるので重要。 ver1.30から武器性能がスペルの威力に上乗せされるようになったため、武器の強化も重要になった。 十六夜咲夜 他のキャラを使用し、B6Fに出現する咲夜を撃破すると使用可能になる。 好みによって近距離戦も遠距離戦もできる能力。両立も可能、というより推奨。 ステータスはどれに振ってもさほど問題はないが、HP、SPの伸びが良い為、双方を重点的に振っていくと安定。リングの変更で柔軟に対応できる。 スペルカードはプライベートスクウェアが強力。5割程度の回避率に加え、 LVアップにより持続が10秒ずつ伸び、攻撃速度自体も上昇していくインチキ性能。 LVを上げればクールタイムより持続が圧倒的に長いので、殺人ドールと両立できる。 また、ワープ技のミスディレクションも攻略、稼ぎどちらにおいても必須。 装備品は殴る場合は武器の選別と強化、メイド服の技術補正、カチューシャの筋力補正どれも重要。 ver1.30から武器性能がスペルの威力に上乗せされるようになったため、遠距離攻撃をメインにしてる場合も武器の強化は重要。 元々武器性能が最も高いキャラなので、+9にして殺人ドールを使うとダメージが飛躍的に上がる。 道中は殺人ドール連発、プラベートスクウェア使用で殴り合い、ミスディレクションで瀟洒にスルー等お好みで。 ボス戦も相手により逃げながら殺人ドール、対岸から殺人ドール、プラベ使いつつゴリ押し、ミスディレを利用してヒットアンドアウェイ等状況に合わせて。 尚、PTプレイ時にもザ・ワールドでの補助が非常に優秀、魔理沙やアリスが攻撃し放題となる。 アリス・マーガトロイド 他のキャラを使用し、B7Fに出現するアリスを撃破すると使用可能になる。 魔理沙と同様に遠距離戦に特化した能力を持つ。HP、SPを重点的に振っていくと良い。 スペルカードはどれも強力で火力も高め。 アーティは接近してくる敵に対して待ち受けるように設置して攻撃、カミカゼは射撃タイプの敵に向けて歩かせると良い。 ドールズウォーは非常に逃げ撃ちしやすく、威力も中々で燃費が良い。敵が弱い場合はひたすらこれを連発するのが楽だったり。 上海人形は持続がやたら長いのでボス戦に優秀。円を書く様に逃げながら攻撃するとダメージを与えやすい。 特にゴリ押しする場合は敵に密着し、上海を可能な限り重ねてカミカゼ等を連発するとゲーム中トップクラスの火力になる。 装備品は魔力補正を重視して選ぼう。ver1.30から武器性能がスペルの威力に上乗せされるようになったため、武器の強化も重要になった。 アリスは武器性能が最も低いが、それでも目に見えてダメージが上がるので、武器の強化はした方が良い。 テクニック ダンジョン攻略に役立つかもしれない戦闘に関する小技 逃げ撃ち 近接攻撃しかしない敵に対して、隣接されないように逃げながらスペルで攻撃するテクニック。 魔理沙・アリスと遠距離型咲夜では必須のテクニック。霊夢も封魔陣で一応同じことができる。 壁越し攻撃 魔理沙とアリスで可能な、柵などの薄い壁で相手の接近や射撃攻撃を防ぎつつ攻撃するテクニック。 ボスの中には壁を通り抜ける射撃攻撃をしてくるものもいるので注意。 マスタースパークを使う場合 このように自機と敵の間に障害物がある場合、敵の射撃は通らない 赤枠の位置を狙ってマスタースパークを撃っても敵に攻撃は通らないが…… ここを狙うことによって障害物の向こうまで攻撃を通すことができる また、このような位置なら ここを狙うと攻撃できる アーティの後重ね アリスのアーティフルサクリファイスの特性を利用して瞬間的なダメージを向上させるテクニック。 爆発する直前のアーティの近くに新たにアーティを置くことで誘爆させ、2つ目以降の爆発を早めることができる。 逃げ撃ちと組み合わせることで、安全にかつ短時間に大ダメージを与えることができる。 ボス敵攻略 スペルカードを使用しないボス キスメ(B1F)・ルーミア(B2F)・パルスィ(B3F)・紅美鈴(B4F)・フランドール(B5F)・アリス(B7F)・諏訪子(B8F)・勇儀(B10F)・お燐(B11F)・藍(B13F)・こいし(B14F)の11人が相当する。 それぞれ移動速度や攻撃力などが異なるが、いずれも遠距離攻撃を行わないため、逃げ撃ちで安全に倒すことができる。 その階層の普通の敵よりHPや攻撃力がはるかに高いため、接近戦で倒すなら十分強化した装備品を用意したいところ。 これ以外のボスはスペルカードを使用するため、戦闘の流れが特殊になっている。 最初は通常攻撃のみを行い、HPを6分の1減らすと最初のスペルカードを宣言し、攻撃内容が大きく変化する。 その状態でさらにHPを6分の1減らすとスペルカードを解除し、通常攻撃に戻る。 これを繰り返し、3枚目のスペルカードを解除させて初めて撃破扱いになる。 通常攻撃→スペルカードの切り替わり時にはカットインとスペルカード宣言エフェクトが入る。 通常攻撃→スペルカード、スペルカード→通常攻撃の切り替わり時にボスが無防備になる時間があるが その時にいくらダメージを与えても次の攻撃開始時にリセットされてしまう。 十六夜咲夜 B6Fのボス。通常攻撃は自機狙いにナイフを1本投げてくる。壁で防げるので上手く利用しよう。 1枚目のスペルカードは幻在「クロックコープス」。自機から少し離れた位置に3本×4列のナイフを設置し、自機に向けて飛ばしてくる。 設置されたナイフと直角方向に逃げれば当たらない。通常攻撃も引き続き飛んでくるので注意を怠らないように。 設置されたナイフは壁で消えないことにも注意。 2枚目のスペルカードは幻象「ルナクロック」。自機から少し離れた位置に4本×4列のナイフを設置するところまではクロックコープスと似ているが 今度は全部が自機に向けて飛んでくるのではなく、半分は緑色に変化しランダムな角度に変更されて飛んでいく。 できるだけ距離を取って緑色のナイフを落ち着いて見て避けよう。 通常攻撃も相変わらず飛んでくる。クロックコープスの時よりタイミングが早いのにも注意しよう。 3枚目のスペルカードはメイド秘技「操りドール」。通常攻撃の後、前方に4本×4列のナイフを2セットを発射する。 4本×4列のナイフは『自機を狙う列の左右の列』のみが真っ直ぐ飛び、残りの2列はランダムに角度が変化する。 接近していると広がる前のナイフが全て当たってしまうので、迂闊に近付かないこと。 避けるならルナクロックと同じく距離を取って緑のナイフに注意して避けよう。 東風谷早苗 B9Fのボス。通常攻撃は小さなクナイ弾を大量に撃ってくる。これも接近していると大ダメージを受けるので注意。 これも壁で消えるのでうまく利用するといい。 1枚目のスペルカードは秘術「グレイソーマタージ」。早苗の周囲に5発×5列の丸弾を星型に設置し、自機狙いの中弾を2発撃った後 設置した丸弾が5方向に飛んでいく。中弾は壁で消えるが、丸弾は消えない。 回避しながら戦う場合は早苗の左右に距離を取ると飛んでくる丸弾が避けやすいことを覚えておこう。 2枚目のスペルカードは奇跡「白昼の客星」。早苗の後方に2つの弾源を設置し、そこから壁で消えない粒弾を8方向に2発ずつ飛ばす。 グレイソーマタージと同様に自機狙いの弾も撃ってくるので、こちらをメインに避けると良い。 3枚目のスペルカードは奇跡「神の風」。自機狙いの中弾の後、壁で消えない中弾と粒弾を全周囲16方向に1発ずつ飛ばす。 3枚目のスペルにしてはあまり迫力がないが、接近していると案外大きなダメージを受けるので注意。 霊烏路空 B12Fのボス。通常攻撃は壁で消えない全周囲12方向弾×2発。自機狙いではないので距離を取って少しだけ軸をずらせば避けられる。 1枚目のスペルカードは核熱「ニュークリアフュージョン」。巨大な熱弾を8方向に、壁で消えない丸弾を16方向に飛ばす。 熱弾は攻撃判定が大きいので距離を取って避けるといい。 2枚目のスペルカードは爆符「メガフレア」。収縮していく熱弾を16方向に、自機狙い弾も2発撃ってくる。 いずれも壁で消えるので、うまく逃げながら攻撃すれば楽なスペル。 3枚目のスペルカードは焔星「フィクストスター」。周囲を回る熱弾を4つ発射→自機狙い弾を2発発射→固定の4方向弾を発射のパターン。 自機狙い弾以外は壁で消えない。熱弾は発射されてから一定時間以内なら触れてもダメージを受けない。 ポーションと体力に余裕があるなら接近して短期決戦したいところ。 古明地さとり B15Fのボス。通常攻撃は壁で消えない全周囲大弾。距離を取って落ち着いて避けよう。 1枚目のスペルカードは想起「テリブルスーヴニール」。予告線の位置に全周囲レーザーの後自機狙いの大弾を撃ってくる。 レーザーは攻撃範囲の中で立ち止まるとダメージを受け続けるため、予告線が見えたらすぐに範囲外に逃げること。 2枚目のスペルカードは想起「百万鬼夜行」。いずれも壁で消える全方位大弾と自機狙い特大弾を撃ってくる。 障害物を利用すれば楽に戦えるスペルではあるが、特大弾は薄い壁や障害物に隣接していると消える前に被弾するので注意。 3枚目のスペルカードは想起「全人類の緋想天」。全周囲ビーム弾の後、連続ダメージを与えるレーザーを4発撃ってくる。 レーザーは回避しそこなうと即死の危険性も高いため、自機を狙ってくる1発目を確実に避けよう。2~4発目はランダム方向に撃っている。 ビーム弾のおかげで接近戦ではダメージを避けられないので、ポーションを沢山用意しよう。 たぶん何度も事故死する事になると思うので、ボス戦の前に安全な場所にスキマの巻物を床に設置して、里との中継地点を作っておくと良い。 注意!NORMALのさとりは倒した時点でそのままエンディングに直行する為、 死んで落とした装備を回収出来なくなります。 出来れば思わぬ事故に備えて、想起「全人類の緋想天」の前に装備を全て外しておきましょう。 (HARD以降は装備回収出来る。) EXTRAについて ●各種ショートカット用の巻物が不思議な力に阻まれて使えなくなる。(スキマの巻物は除く) ●1Fから地道に降りるしかないが、その階のボスを倒さないと下の階に降りれない。 (咲夜だけは例外的にミスディレクションを使うことでフラグを立てなくとも階下へ行くことが可能。⇒VerUpにより不可能に) ●4Fに到達しても紅魔館への巻物は使用可能にはなりません。 (4Fのボスを倒さないと紅魔館の巻物が使えないのは仕様となっています。) ただし、タイトルに戻ると一度使えるようになった紅魔館への巻物は使えなくなってしまいます。 ●攻略時間短縮の為に、真っ先にMAP中央近辺にあるボス部屋を目指しましょう! ●各キャラ最強装備はボスDrop品のみ。 ●強いリングが手に入るかどうかが攻略のカギ。 EXTRAでは敵のステータスが非常に高く、通常攻撃はダメージが半分以下になる等、近接メインのキャラは攻略が困難。 スペル攻撃ならダメージはあまり変わらないが、地霊殿ではHP800~1000程度を保たないと一瞬で神社送りにされるのでHPの確保も重要。 また、接近した瞬間に攻撃してくるので逃げ撃ちも慎重に行わないとあっさり殴られる。 遠距離キャラは低HPの傾向があるので、この辺の兼ね合いが難しい。 最初はキスメを倒し続けて強力なリングを手に入れるまで粘ろう。 特にセブンスヘブンズリングはHP上昇に加えて防御力も大幅に上がるので、全キャラ共通して安定装備。 霊夢はSPの成長が悪いのでリングオブザロードで補強するといい。 クリアを目指すならLv50前後、主力スペルのLVも限界まで上げてから挑むのが望ましい 攻略する際は、咲夜が圧倒的に楽。 ミスディレクションを連発すればボス以外は可能な限りスルーできる。階段探し、宝の回収も容易。 特に終盤の異常なまでの耐久力の雑魚や、移動が速く厄介な狼系をワープで無視できるのは大きい。 また、10~12Fはハメ地形が多くミスディレを利用すれば、雑魚含め一方的に攻撃しやすい。 範囲攻撃スペルが無いので、いかにボスの取り巻きを捌くかが鍵。 回避率を高める為に、常にプライベートスクウェアを掛けておこう。 霊夢は魔力振りの封魔陣をメインにすれば通用するが、実現するのは困難かも。 魔理沙は攻撃面は十分だが、HPの成長が低く、防具が貧弱なので後半が厳しい。 アリスは範囲攻撃、逃げ撃ち、対ボスの火力どれも優秀なので、敵を殲滅するなら最も安定して攻略できる。 チルノファーム 大量のチルノと一緒にキャッキャウフフする。 ●チルノファームチケットは消耗品。 (万が一死んだ時の事を考え、まず始めに復帰用のスキマを床に設置しておこう! ただし、何故か床に設置したスキマは見えなくなるので注意!) ●フロア数1F。ボスはいない。遠距離攻撃もしてこない。 ●チルノの強さは大体Lunaticの狼程度だが、一度に大量に襲ってくるので遠距離キャラで舐めてかかると危険。 ●運が良ければ、アイスミニソード(鍛錬不可)や各種リングをDropする。
https://w.atwiki.jp/zionakasato/pages/5.html
一応メインです。攻略サイトですしね。 何を攻略するかは気分次第な上、攻略するジャンルに統一性はないと思います。 それでも基本はRPG(ダンジョンRPGなど含む)の攻略が多いと思います。 うちのサイトの方針として、「他のサイトでは攻略情報がないもの」を基本的に扱います。 なので、どんな適当で役に立ちそうにないことしか書いてなくても、他の攻略サイトがある場合 攻略情報を載せることは早々ありません。その点ご理解の上ご利用ください。 やりこみは攻略じゃないのでガンガンやります。 TRogue Akasin様作のRogueLikeのゲームだそうです。 実を言うと僕ってRogueの類を一切やったことが無いんですよね… なので、不思議なダンジョンシリーズの経験を生かしてプレイさせていただきました。 CardWirth 全てのシナリオ作者様に一切の許可無くやってます… なのでいつ無くなるか僕自身でも予測不能なページです。 最悪自分もシナリオ作ってからやるべきだったのだろうか… つーか明らかにだんだんレビューみたいな感じになってきた。 シルフェイド幻想譚 Smoking Wolf様のRPG作品です。 色んな所でレビューされてますので結構有名な作品ですね。 本当にありがとうございます。 Marsenary Y.ABE様のカスタマイズ3DSTGです。 知ってる人は知っているけど、知らない人はプレイしてみましょう。 慣れるまで時間がかかるので苦労するでしょう。 StarGazer(やりこみ) rxo様のRPGです。 「星をみるひと」というFCソフトのリメイクらしいです。 戦闘時の能力やアイテムの管理などはSaGaっぽいです。 魔神器物語 ryu様作成のRPG(ウディタ製)。 難度がそれなりに高いですが、親切設計なので手軽に遊べる。 というか、これが難しいと言っていると、RogueもAMゲームも遊べない。 Stranded2 無人島サバイバルFPS。このHP初の海外ゲームです。 当然のように、言語が日本語ではないですが、分かるようにしていきます。 あと、攻略情報の一部にはStranded2@wiki様の情報もあります。
https://w.atwiki.jp/cyako2590/pages/7.html
四天王攻略 四天王一人目 四天王二人目 四天王三人目 四天王四人目 チャンピオン